メルセデス・ベンツG-コード・コンセプトを発表

公開 : 2014.11.04 22:50  更新 : 2017.06.01 02:11

シートには3Dボディ・スキャナーが納められ、カーボンファイバー製のシートが自動でドライバーにあったポジションにセットされるほか、マッサージ機能、冷暖房機能をも持つ。

エアコンは、とりわけ大気汚染の酷い中国市場を考え、フレッシュ・エアのほか、酸素と水素を合成したエアを提供することも可能だという。

更にコンセプト・モデルならではの装備として、ラゲッジ・コンパートメントの下には2台の電動スクーターが納められている。

このG-コード・コンセプトは、2012年のロサンゼルス・モータショーで公開されたエナGフォース・コンセプトに続く、SUVコンセプトである。メルセデス・ベンツのR&Dの責任者であるトーマス・ウェーバーは、このG-コードについて、”将来を予感させるモデル” であるといている。

メルセデス6つのSUVラインナップ

GLA
GLAはあと数年は現行モデルのままだ。そのFWDのMFAプラットフォームは、AクラスBクラス、そしてCLAと共有するもの。現時点では、GLAシューティング・ブレークが計画されており、さらにはインフィニティとメルセデスのタイアップ・モデルも進められている。但し、GLAクーペの登場は予定されていない。なお、G-コードが実際に生産されれば、メルセデスのSUV中、最も小型というポジションは、G-コードに譲ることとなる。

GLC
第一世代のGLKに代わるモデルは、GLCと呼ばれることとなる。このモデルは、来年の上海モーターショーでデビューが予定されており、前作とは異なり右ハンドルも生産されることとなる。エンジンは、既存の4気筒と6気筒のガソリンおよびディーゼルで、2016年にはプラグイン・ハイブリッドの追加も予定されている。また、4.0ℓのツイン・ターボV8を搭載したGLC63 AMGも計画されている。

GLE
フェイスリフトが予定されている第3世代のMクラスは、Eクラスとの関係性からGLEとネーミングが変更されることになるだろう。新しいヘッドランプが与えられ、スティール・ボディの構造にも手が入れられる予定だ。関係筋によれば、エンジンは直4、V6、V8のそれぞれに手が入れられる他、S500プラグイン・ハイブリッドに使用されている442psのプラグイン・ハイブリッドが、GLE500プラグイン・ハイブリッドとしてラインナップに加えられることとなるだろう。

GLEクーペ
北京モーターショーでデビューしたコンセプト・クーペSUVのプロダクション・モデルは、来年1月のデトロイト・モーターショーでデビューし、2015年の第2四半期より販売が行われるスケジュールだ。BMW X6のライバルとなるモデルであり、V6およびV8のガソリンおよびディーゼルが搭載されるほか、5.5ℓツイン・ターボV8を搭載したGLE63 AMGも用意される。

GLS
メルセデスのトップ・レンジのSUVは、2016年前半にマイナーチェンジが施される予定。アメリカ製の大きなSUVは、ネーミングも新たにGLSというものが与えられる。このモデルは、レンジローバーベントレーEXP9Fのライバルとなる。

Gワゴン
Gワゴン・オフローダーは、2017年にかなり大掛かりな修正が施される予定だ。それは35年以上の歴史の中でも、最も規模の大きなものとなるという。新しいボディ・ストラクチャーが与えられ、トレッドも拡大されるほか、インテリア・パッケージも新しくなる。また、メルセデスの新しい6気筒ディーゼルも搭載される計画だという。

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