第5世代のアウディA4、来年のデビューに向けて
公開 : 2014.11.04 22:40 更新 : 2017.06.01 02:11
一新される第5世代の新しいアウディA4は、来年、2015年にデビューをする予定だ。そして、このA4は、その先進技術を満載するという意味において、メーカーにとっても非常に重要なモデルとなる。
この新しいA4は、2013年度で世界的に338,449台というセールスを記録しているアウディ最大のドル箱モデルのモデルチェンジ版であり、MLB-Evoストラクチャーのデビュー作ともなる。このMLB-Evoにアウディは5年の年月と大きな投資を行ってきたのだ。
従来のスティール・モノコック・ストラクチャーを廃し、アルミニウムとスティール、そして軽量コンポジット・マテリアルの複合となったシャシーは、リベット、ネジ、そして接着剤で接合される。これは、アウディに新しい機械を導入する選択を迫ったものだ。
アウディのエンジニアは、この複合素材を選択したことは、スティールやアルミニウム、1種類でのストラクチャーよりも優れるという。というのも、場所に応じた素材を使用することができるからだ。
例えば、サイド・シル、ボディ・ピラー、ノーズ部分のクラッシュ・ストラクチャーは高張力鋼板で、フロント・サスペンション、エンジン・ベイはキャスト・アルミニウム製、ルーフ・パネル、ボンネット、フロント・ウイングはアルミニウム・パネルが使用される。また、より固い素材がバルクヘッドに使用され、フロア・パネルはコンポジット材となる。
次世代のA4の縦置きエンジンのFWDが基本だが、そのノーズは今までも最も低くなるようだ。クワトロ・システムもオプションとして引き続き設定されるが、ひょっとしたら、リア・ホイールはモーターによって駆動されるかもしれない。
スクープ・ショットから見る限りでは、その低いボンネットによるスリムはヘッドランプは、R8からインスピレーションを受けたものとなるようだ。
しかし、現時点で、新しいA4に関するヒントはない。ただ、来年発売されることだけが決定している。