ミニ 新型クロスオーバーに最強「JCW」仕様 300馬力で空気抵抗もしっかり抑える
公開 : 2023.11.10 06:05
・新型カントリーマン(日本名:クロスオーバー)にジョンクーパーワークス仕様が追加。
・2.0L直4ターボで最高出力300ps、0-100km/h加速は5.4秒。
・歴代最大サイズに成長、しかし空気抵抗はCd値0.26に抑える。
大型化するも空気抵抗は低減
ミニ(MINI)は11月9日、新型カントリーマン(日本名:クロスオーバーに相当)の高性能モデルとして、ジョン・クーパー・ワークス仕様を欧州で発表した。
BMWの2.0L 4気筒ガソリンターボと8速ATを搭載し、最高出力300psと最大トルク40.8kg-mを発生。四輪駆動方式を採用している。先代に比べて若干のパワーダウンとなったが、兄弟車のBMW X2 M35iと同等である。
ミニは0-100km/h加速を5.4秒と発表しており、EVのカントリーマンよりもわずかに速い。サスペンションには独自のチューニングを施し、コーナリング時のレスポンスと安定性を向上させているという。
生産はドイツ・ライプツィヒで行われ、英国では2024年に納車開始予定。
エクステリアとしては、ハイグロス加工が施されたブラックグリル、ジョン・クーパー・ワークス専用のLEDヘッドライト・グラフィック、より重厚な構造のバンパー、レッドの縦型エレメントなど、独自のタッチが施されている。
ブレーキキャリパー、ミラーハウジング、ルーフ、Cピラーもレッドで統一される。リアには、新デザインのライトクラスターと、センターディフューザーと円形マフラーを備える。専用デザインのホイールは標準で19インチ、オプションで20インチが選択可能。
ボディサイズは全長4433mm、全幅1843mmと、これまでのミニのどのモデルよりも大きくなった。大型化したにもかかわらず、空気抵抗係数はCd値0.26とクラストップを謳っている。
インテリアでは、新しいステアリングホイールとスポーツシートが採用され、ダッシュボードにはレッドとブラックの配色が施されている。新開発の円形タッチスクリーンは、ミニの他の新型車と共通だ。
複数のドライビングモードが用意され、それぞれに独自の走行特性やサウンド、スクリーン表示が設定されている。ミニによれば、「ゴーカート・モードでは特にスポーティなドライビング体験を提供し、キャビン内で印象的な迫力のエンジン音を聞くことができる」という。
カントリーマン・ジョン・クーパー・ワークスの英国価格は4万720ポンド(約755万円)から。