「一般客お断り」のSEMAショー2023 全米が注目した最高のカスタムカー 前編
公開 : 2023.11.18 18:05
・巨大なオフローダー、爆音ホットロッド、レース用の軽トラまで…。
・業者専用イベントなのに規模がデカすぎる! カスタムカーの祭典。
・米ラスベガスで開催されたSEMAショー2023の注目展示を紹介。
もくじ
ー世界最大の自動車部品見本市
ーポンティアックGTO(1969年)
ーポルシェ・カイエン・ターボ(2005年)
ーフォード・モデルAローブロ(1930年)
ーBMW E91 GTSトリビュート(2011年)
ーフェラーリ612/250テスタロッサ(2008年)
ーシボレー・コルベット・スティングレイ(1963年)
ー日産サファリ・ラリーZトリビュート(2023年)
ーウィリス・パネル・ワゴン(1957年)
ーフォード・ワゴンクイーン・ファミリー・トラックスター(1983年)
ートヨタFJブルーザー(2023年)
ーフォード・マスタング・マッハEサファリ・コンセプト(2023年)
ープーマ・ディフェンダーズNARAブロンズ(2023年)
ーフース・メイヤーズ・マンクス(2023年)
ーメルセデス・ベンツ300SLテスラ(1955年)
ー三菱ミニキャブ(1990年)
ーミラー・ゴールデン・サブマリン・レストモッド(1917年)
ーアースローマーLTi(2023年)
ーフォルクスワーゲンID.Buzz(2023年)
ーフォードF-350シックスドア
世界最大の自動車部品見本市
10月31日から11月3日にかけて、毎年恒例の「SEMAショー」が米ラスベガス・コンベンションセンターで開催された。
SEMAショーとは、世界最大の自動車部品見本市であり、チューニングパーツやカスタムカーなどが数多く展示される。通常のモーターショーとは異なり、業界関係者向けのイベントのため、バイヤーでもない限り一般人は入場できない。それでも今年は4日間で16万人の来場が見込まれた。
今回は、SEMAショーで取材陣の目を引いたカスタムカー、オフロードトラック、SUVの数々を前後編にわけて紹介したい。
ポンティアックGTO(1969年)
コメディアンで俳優のケビン・ハート氏によるレストモッド最新作。デトロイト・スピード&エンジニアリング社がSEMAショー開幕直前に完成させたポンティアックGTOだ。フロントには最高出力755psのスーパーチャージャー付きLT5エンジンが搭載されている。
デトロイト・スピード社のサスペンション、Baer Brakes社の15インチのR-SpecローターとXRTの6ピストンキャリパーなど、自動車部品会社ホーリー傘下のパーツが多数使われている。ミスティックブラウンと呼ばれるメルセデス・ベンツと同じボディカラーも特徴だ。
ポルシェ・カイエン・ターボ(2005年)
コロラド州に拠点を置くバーグ・パフォーマンス/バーグ・ピークス社の創設者であるアーロン・マーシャル氏は、955型カイエンをSEMAショーのTORA(トラック&オフロード・アライアンス)コンペティションに出品した。オフロード仕様となっており、ショーのために新しいラッピングが施された。
フォード・モデルAローブロ(1930年)
「ローブロ(Lo-Blo)」は、カービルダーであるカイル・ホーグ氏の愛車で、1930年型モデルAのボディと1929年型のフレームレールをベースにしている。密閉されたフレームは、エアサスペンションのタンクとしても機能する。シボレーのビッグブロック480(ボアアウトされた454)に、スーパーチャージャーを装備している。
BMW E91 GTSトリビュート(2011年)
E90型M3 GTSのワゴンボディってどんなだろうと思っていたが、フロリダ州のプレシジョン・スポーツ・インダストリーズ社は実にセンスよく仕上げている。カーバーン社の4.6Lエンジン「S65」が搭載され、内装にはBMW Mパフォーマンスシートと特注のアルカンターラパネルが採用されている。