フェラーリ612/250テスタロッサ(2008年)

トーヨータイヤの米国部門がSEMAショーに出展し、「トーヨータイヤ・トレッドパス」というブースで30台のカスタムカーを披露した。その中の1台が、これまでメルセデス・ベンツの改造で注目を集めてきたジョン・サーキシャン氏の最新作、250テスタロッサのそっくりさんだ。実はこれ、2008年型フェラーリ612をベースに製作されている。

手作業で作られたボディに、カーボンファイバーとガラス製のボンネットインサートを融合。HREのホイールには、もちろんトーヨータイヤのプロクセスR888Rを履いている。

フェラーリ612/250テスタロッサ(2008年)
フェラーリ612/250テスタロッサ(2008年)

シボレーコルベット・スティングレイ(1963年)

1963年型スティングレイのコンセプトは、1957年に若きピーター・ブロック氏によって描かれた。現在86歳で、ラスベガス近郊に住むブロック氏は、マイク・スタベスキー氏と組んで、レストモッドのスティングレイを限定生産している。アート・モリソン社のシャシーをベースに、後期型のLSエンジンが搭載される。

シボレー・コルベット・スティングレイ(1963年)
シボレー・コルベット・スティングレイ(1963年)

日産サファリ・ラリーZトリビュート(2023年)

日産はサウスカロライナ州のトミー・パイク・カスタムズ社に、1971年の東アフリカ・サファリ・ラリーで優勝した240Zのトリビュートモデルの製作を依頼した。最新の400Zをベースに、KWとニスモのサスペンションパーツで車高を2インチ上げ、ヨコハマのM/Tタイヤを装着。ユーザーが実際にオフロードも走れるように、パーツをパッケージ化して販売する計画もあるという。

日産サファリ・ラリーZトリビュート(2023年)
日産サファリ・ラリーZトリビュート(2023年)

ウィリス・パネル・ワゴン(1957年)

イースター・トラック&アクセサリー社のオーナー、マイク・スレーター氏は「普段見かけないものを見つけたら買う」と言う。ラングラーLJのシャシーに2.8Lのカミンズ製ディーゼルエンジンを搭載してリビルトされたこのパネル・ワゴンもそうだった。ダッシュボードは2枚のドアを組み合わせて作られ、内装のウッドパネルは大工の手によるものだ。

ウィリス・パネル・ワゴン(1957年)
ウィリス・パネル・ワゴン(1957年)

フォード・ワゴンクイーン・ファミリー・トラックスター(1983年)

映画『ホリデーロード4000キロ(原題:National Lampoon’s Vacation)』に登場する、象徴的なファミリー・トラックスターのレプリカだ。ダミーの広告には、「ヘッドライトは2倍。木目は4倍」とある。

豆色のメタリックカラーに輝くオリジナル車両は、1979年型フォードLTDカントリー・スクワイアがベースになっている。このレプリカは、ルー・グルッツ・モーターズのナンバープレートに至るまで、細部まで再現されている。原作ファンにはたまらない作品だろう。

フォード・ワゴンクイーン・ファミリー・トラックスター(1983年)
フォード・ワゴンクイーン・ファミリー・トラックスター(1983年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    グラハム・ヒープス

    Graham Heeps

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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