三菱ミニキャブ(1990年)

アタッキング・ザ・クロック・レーシング社のショーン・バセット氏は、先述のトーヨー・トレッドパスではおなじみの顔だが、今年の最新作は通常のタイムアタック用レーシングカーとは少し違う。軽トラックの三菱ミニキャブをベースに、わずか5週間で完成させたというこのマシンは、現在標準のエンジンを搭載しているが、いずれターボエンジンを積んでサーキットに出る予定だ。荷台側面に取り付けられたラジエーターとオイルクーラーに注目。

三菱ミニキャブ(1990年)
三菱ミニキャブ(1990年)

ミラー・ゴールデン・サブマリン・レストモッド(1917年)

1919年にバーニー・オールドフィールド氏がインディで走らせた有名なストリームライナーにインスパイアされ、8年がかりで完成させた作品。クラムシェル型のアルミボディは手作業で成形され、1275ccエンジンを中心としたBMCのメカニカルを隠している。重量はドライバー込みでわずか505kg。

ミラー・ゴールデン・サブマリン・レストモッド(1917年)
ミラー・ゴールデン・サブマリン・レストモッド(1917年)

アースローマーLTi(2023年)

コロラド州ダコノを拠点とするアースローマー社は、フォードまたはシボレーのトラックシャシーをベースに、毎年約40台のアドベンチャー・ビークルを製造している。こちらはフォードF-550スーパーデューティーをベースに、6.7Lディーゼルエンジンを搭載したLTiと呼ばれるモデル。航続距離は最長1600km、容量12kWhのリチウムイオンバッテリー、380Lの真水タンク、4人乗りというハードコアな内容で、価格は69万5000ドル(約1億円)である。

アースローマーLTi(2023年)
アースローマーLTi(2023年)

フォルクスワーゲンID.Buzz(2023年)

ドイツのジェイミー・オア氏とオート・オーストリンガー社によって制作されたフォルクスワーゲンID.Buzzのカスタムカーで、今回わざわざSEMAショーのために特別に欧州から輸入された。スポンサーであるランドセイル・タイヤをモチーフにしたラッピング、21インチのロティフォーム製ホイール、H&R製コイルオーバー、スペアタイヤ用のルーフラックが装着されている。

フォルクスワーゲンID.Buzz(2023年)
フォルクスワーゲンID.Buzz(2023年)

フォードF-350シックスドア

J5カスタムの21歳のビルダー、ブランドン・ジョンソン氏は、フォードF-350を28インチリフトアップし、3か月かけてゼロから新しいフレームを設計し、レーザーカットし、溶接し、6ドアのピックアップトラックをまるで当たり前かのように制作してしまった。カスタムエアサスペンションとカーボンショックが装着されている。

フォードF-350シックスドア
フォードF-350シックスドア

記事に関わった人々

  • 執筆

    グラハム・ヒープス

    Graham Heeps

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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