ロールス・ロイス・ゴースト 南の夜空をイメージしたビスポークモデル 東京で公開

公開 : 2023.11.14 11:45

世界に一台のワン・オブ・ワン/シャンパン・ローズ/アーバン・サンクチュアリ

世界に一台の「ワン・オブ・ワン」のゴースト

マンチェスターとロールス・ロイスの歴史的な重要なつながりを祝した作品です。1904年5月4日、マンチェスターのミッドランド・ホテルでチャールズ・ロールズとヘンリー・ロイスが初めて出会い、ともに「世界最高の車」を作ることに合意した。

英国の詩人トニー・ウォルシュの故郷、マンチェスターへの賛歌にインスピレーションを得て、イルミネーションで飾られたフェイシアには、マンチェスターの航空写真がレーザー・エッチングで1万個にも及ぶドットで描かれており、最も大きなドットはミッドランド・ホテルの位置を示しているという。

ロールス・ロイス・ゴースト・ビスポークモデル
ロールス・ロイス・ゴースト・ビスポークモデル

勤勉さと集団的な力を象徴し、150年以上にわたってこの街の紋章として知られるマンチェスタービー(蜂)は、ゴーストのハンドペイントのコーチラインにビスポークのモチーフとして登場し、フロントとリアのシート・インサートにも同じデザインが繊細に刺繍されている。リア・シートのセンターには、マンチェスターを代表するランドマークがトーン・オン・トーンの糸による刺繍で描かれている。

ゴースト・シャンパン・ローズ

ロールス・ロイスの職人集団、ビスポーク・コレクティブが得意とする色彩の美しさを際立たせた、世界に一台だけのビスポーク作品だ。

ゴーストのピュアなデザインは、依頼主のシグネチャー・カラーを讃える完璧な可能性を提供し、彼女のデジタル・ペルソナである「シャンパン・ローズ」からのインスピレーションによるものだと語る。

エクステリアの仕上げとインテリア・トリムの両方に正確にマッチする1トーン・カラーをつくり出すことは非常に複雑な作業であり、素材によって光の吸収や反射が異なるため、すべての面にまったく同じ色を塗ると目にはわずかな違いが感じられるという特性があるという。ビスポーク・コレクティブは、各素材の表面の特徴に合わせて丁寧に調整した「シャンパン・ローズ」の色調を開発した。

ゴースト・エクステンデッド・アーバン・サンクチュアリ

ロールス・ロイスのパルケトリー(寄木細工)の専門技術が高度に発揮された作品だという。

木材のピースを一つひとつ手作業で切り出し/仕上げ/配置し、詳細な幾何学模様を施す伝統的な技が余すことなく表現する。リア・シート中央のモザイク・パネルは、中国・上海の名園、豫園にある建築物の木製窓枠に見られる「ひび割れた氷」のようなエフェクトからインスピレーションを得たもので、木目をそのまま生かしたアンラッカーのオープンポア仕上げオブシディアン・アユース材が採用された。この「ひび割れた氷」のテーマは、シート・インサートのビスポーク刺繍パネルにも見ることができる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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