動画視聴やメールも BMW レベル3自動運転、ドイツ国内に初導入

公開 : 2023.11.13 18:25

・BMWがドイツ向けの7シリーズに「レベル3」自動運転を導入。
・高速道路の一定条件下でハンドルから手を離すハンズフリーが可能に。
・動画の視聴、スマホでのメールなどもOK。

7シリーズに導入 高速道路で60km/hまで

ドイツの自動車メーカーであるBMWは、レベル3の自動運転をドイツ国内で初めて市販車に導入すると発表した。2024年3月から高級セダンの7シリーズに6000ユーロ(約100万円)のオプションとして装備される。

レベル3自動運転機能は一定の条件下で作動し、その間ドライバーはステアリングホイールから手を離し(ハンズフリーまたはハンズオフとも呼ばれる)、道路から目線をそらすことができる。前方を注視しなければならないレベル2とは大きく異なる。

「レベル3」では道路から目線をそらすことができるようになる。
「レベル3」では道路から目線をそらすことができるようになる。

BMWが今回導入するシステムは、高速道路で60km/hまで作動し、車速、前方車両との距離、車線内の走行位置を制御する。BMWによると、暗闇でも正常に機能するという。使用中、車載スクリーンで動画をストリーミングしたり、メールを送受信したりできるようになる。

BMWは英国でも来年、レベル2以上の機能をi7とiXに導入予定である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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