レクサスで本気のアウトドア セマ・ショーを飾ったGXとLX 公認社外品「AAP」でカスタム

公開 : 2023.11.19 08:25

2023年10月下旬から11月上旬に開催された北米SEMA(セマ)ショー レクサスはGXとLXのカスタムSUVを出展 AAPプログラムの新アイテム

レクサス公認の社外品アクセサリー「AAP」

日本がモビリティショー2023で盛り上がっていた10月末、アメリカ・ラスベガスでは北米最大のカスタムカー・イベント、SEMA 2023、通称「セマ・ショー」が開催されていた。ここでレクサスは、新しいアウトドア・アイテムの商品群を発表している。

それが、レクサス・アソシエーテッド・アクセサリー・プロダクト(AAP)プログラムという、同社公認の社外品アクセサリー。北米では、レクサスのディーラーで購入することが可能だという。

レクサスGX(トヨタ・ランドクルーザー250) 550 オーバートレイル+ AAPビルド(北米仕様)
レクサスGX(トヨタランドクルーザー250) 550 オーバートレイル+ AAPビルド(北米仕様)

2023年のセマ・ショーでは、このAAPアイテムが盛り込まれた、「AAPビルド」というカスタムSUVが出展された。また新型レクサスGXも併せてお披露目されている。どんな仕上がりなのか、ご紹介させていただこう。

レクサスGX(トヨタ・ランドクルーザー・プラド) 460 プレミアム AAPビルド

レクサスが、高性能で高耐久なボディと、洗練されたインテリアという二面性を表現したと主張するSUVが、先代のGX。北米仕様のエンジンは4.6L V型8気筒で、最高出力305psと最大トルク45.4kg-mを発揮する。

460 プレミアム AAPビルドでは、マットイエロー・サフランのカラーでボディをラッピング。18インチ・アルミホイールを、外径34インチのトーヨー・オープンカントリーA/Tタイヤが巻く。

レクサスGX(トヨタ・ランドクルーザー・プラド) 460 プレミアム AAPビルド(北米仕様)
レクサスGX(トヨタ・ランドクルーザー・プラド) 460 プレミアム AAPビルド(北米仕様)    レクサス

CBI社製のオフロードロック・スライダーとスキッドプレートが、シャシー回りを保護。険しい地形での走行を、サポートするとしている。

またオフロードへの冒険に備え、カモック社製のアウトプット・オーバーランド・ハンモックスタンドを、プリンス社製のルーフラックへ装備。ハンモックは全長10フィート(約3m)のものが吊り下げられる。

アウトドアでのディナータイムでは、荷室に備えたARB社製のスライドレール付き全天候型・冷蔵冷凍庫が活躍。グースギア社製の荷室用リアプレートが、重量のある装備をしっかり固定するという。

ARB社製のエアコンプレッサーに、牽引ロープなどを備えたウィークエンダー・リカバリーキット、スタックから抜け出すトレッドプロ・リカバリーボードも装備。プリンス社製のアクセサリーパネルで、ラック類をサイドウインドウ上へ固定している。

レクサスLX 600 プレミアム AAPビルド

レクサスLX 600 プレミアム AAPビルドは、週末に湖へ出かけるような小旅行へ適した、ワンランク上のアウトドア・ライフスタイルへ向けたカスタム仕様だという。アクアマリン・カラーで、ボディはラッピングされている。

北米仕様のレクサスLX 600へ搭載されるエンジンは、3.5L V6ツインターボ・ガソリン。最高出力409ps、最大トルク66.1kg-mを発揮する。

レクサスLX 600 プレミアム AAPビルド(北米仕様)
レクサスLX 600 プレミアム AAPビルド(北米仕様)    レクサス

AAPビルドの外観は、マットグレーのフロントグリルに、ブラックのドアハンドルとサイドミラー、ブラッククロームのウィンドウトリムとバンパートリム、ダークグレー・ルーフレールなどでスタイルアップ。アルミホイールは18インチを履く。

タイヤは外径33インチのトーヨー・オープンカントリーA/T。標準装備されるマルチテレイン・モニターとクロール・コントロール、ダウンヒルアシスト・コントロール等の技術が、優れたオフロード性能を担保するという。

ボデイサイドには、カモック社製のクロスウィング・カーオーニングを搭載。すぐに展開可能で、アウトドアを楽しみつつ、強い日差しや突然の雨を凌ぐことができる。

ヤキマ社製のキャンプキッチン、オーブンレンジ・デラックスは、EXOスイングベースにセット。リアのヒッチメンバーへ固定され、使いやすく実用性の高い、料理環境を提供するそうだ。

ルーフには、プリンス社製のルーフラック上にカモック社製のスタンドアップ・パドルボードとサーフボードをマウント。LX 600の見た目を完成させたという。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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