「一般客お断り」のSEMAショー2023 全米が注目した最高のカスタムカー 後編

公開 : 2023.11.18 18:25

ビュイック・スーパー・セダネット(1949年)

このエレガントなカスタムカーは、標準車をショート&ローダウンすることで、ビュイックYジョブ・コンセプトのファストバック版としたものである。ボディは大々的に整形され、ヘッドライトは巨大なクロームグリルの内側に配置されている。

ビュイック・スーパー・セダネット(1949年)
ビュイック・スーパー・セダネット(1949年)

フェラーリテスタロッサEV(2023年)

パワートレイン製造会社であるレガシーEVのブースでは、来場者の足を止める1台のEVが展示されていた。Gas Monkey Garage社によるプロジェクトで、300psのモーターと84.6kWhのバッテリーをリアに搭載し、マクラーレンF1風の3人乗りコックピットとしている。このレイアウトは、オリジナル車の重量配分を維持することを目的としたものだ。

フェラーリ・テスタロッサEV(2023年)
フェラーリ・テスタロッサEV(2023年)

トヨタ・タコマXランナー・コンセプト(2023年)

20年前のタコマXランナーを想起させる新型のコンセプトモデル。強化フレーム、フロントブレーキ、エアサスペンション、最高出力421psを発生する改良型3.4L V6ツインターボなど、タンドラのコンポーネントを多数流用している。

トヨタ・タコマXランナー・コンセプト(2023年)
トヨタ・タコマXランナー・コンセプト(2023年)

ウィリス・ピックアップ(1956年)

古めかしい見た目だが、今年のオフロード走行イベント「アルティメット・アドベンチャー」のために製作された。改造された2007年型のJKUフレームの上に1956年型のボディが載っている。5.3L LSエンジンと4L60Eトランスミッションを搭載し、レースライン製ビードロックホイールと40インチのマイルスター製パタゴニア・タイヤを履いてトレイルに挑む。荷台のカスタムラックには修理キットが収納されている。

ウィリス・ピックアップ(1956年)
ウィリス・ピックアップ(1956年)

日産ラギッド・ローグ(2023年)

NISMOのカスタムパーツとプロトタイプパーツを組み合わせて、2024年モデルの日産ローグ(エクストレイルの北米仕様)を強化。3インチのサスペンションリフト、プロトタイプのオフロード用18インチホイールとヨコハマ・ジオランダーM/T G003タイヤ、カーボンファイバー製フェンダーとリアスポイラー、フロントバンパーガード、ルーフマウントのカヤックラックとマウンテンバイクラックなど、「ラギッド(無骨)」という名前にふさわしい仕上がりである。

日産ラギッド・ローグ(2023年)
日産ラギッド・ローグ(2023年)

BMW M325i E30(1992年)

SEMAショーでよく見られる派手なビルドとは対照的な、アリ・テンザーの控えめなカブリオレ。エンジンのリビルトとレースチューンが施され、前後バンパーを一新し、ブラックのソフトトップが装着され、完全に再塗装されている。

BMW M325i E30(1992年)
BMW M325i E30(1992年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    グラハム・ヒープス

    Graham Heeps

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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