メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス F1テクノロジー搭載 電動化で800馬力の大台へ

公開 : 2023.11.18 06:45

先に発表されたエディション1に続き、メルセデス・ベンツはフラッグシップであるSクラスにAMG S 63 Eパフォーマンスを追加しました。ついにPHEVとなった最新SクラスAMGの詳細をご紹介します。

メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス フラッグシップでトップパフォーマンス

メルセデス・ベンツは、フラッグシップモデルであるSクラスのトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売を開始する。

メルセデス・ベンツSクラスは、いつの時代も、その時点で持てる全ての技術を搭載し、世界の自動車の指標とされてきたメルセデスのフラッグシップモデルであると同社は語る。

メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス
メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス

そのSクラスをメルセデスAMG社がパフォーマンスラグジュアリーに仕立てたのがメルセデスAMG S 63 Eパフォーマンスであり、革新的なドライブコンセプトを持ちメルセデスAMG S 63史上最もパワフルでダイナミックなモデルとなる。メーカー希望小売価格(税込)は3576万円となる。

エクステリアとインテリア その他詳細は?

エクステリア

Sクラスでは初めて、垂直ルーバーとセントラルスターグリルを備えたAMG専用フロントグリルを装着し、ボンネット中央、先端のマスコットをシルバークローム/ブラックのAMGエンブレムに置き換えた。さらに、大きなサイドエアインレットを備えたジェットウィングデザインのフロントエプロンがフロントビューの特徴となる。

サイドビューでは、21インチのAMGホイールとAMGのサイドシルパネルが際立つ。リアエンドには、スクエアタイプの4本出しエグゾーストエンド、縦フィンとディフューザーボードを備えたワイドディフューザーなど、スポーティな特徴を表現する。

インテリア

メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス
メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス

Sクラスらしい高い質感はそのままに、AMG固有の機能を組み合わせた。特別な装飾として、AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー)/AMGドライブコントロールスイッチ/AMGスポーツペダル/AMGロゴ入りイルミネーテッドステップカバーを採用し、AMG専用ダイヤモンドステッチのシートに加え、AMGバッジ付き前席バックレスト/ヘッドレストにエンボス加工されたAMGロゴを備える。また、MBUXにはハイブリッドモデル専用ディスプレイを備えたという。

またドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能なAMGドライブコントロールスイッチを備えた最新世代のAMGパフォーマンスステアリングホイールを標準装備した。

駆動システムにはF1テクノロジーを採用し、4LのV8ツインターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(13.1kWh)それにAMGのパフォーマンス志向、連続トルク可変配分四輪駆動システムの4マティック+を組み合わせたもので、システム出力802ps/最大システムトルク145.82kg-m以上を発生し、0-100km/h加速は3.3秒。

4LのV8ツインターボエンジンは、単体で最高出力612ps/最大トルク91.77kg-mで、尚且つ最大トルクを2500~4500rpmと広い回転域で発生させると述べた。

その他にも4段階に選択が可能な回生ブレーキシステムや、Sクラスに初めて採用されたAMGダイナミックマウント、湿式多板クラッチを搭載したAMGスピードシフトMCT9トランスミッションを採用、足回りにはAMGライドコントロール+のエアサスペンションを標準装備しリア・アクスルステアリングも搭載している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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