新型スバル・フォレスター発表 見た目一新 11.6inchモニター獲得 北米では2024年春発売

公開 : 2023.11.17 09:37

洗練されたモダンなデザイン 運転支援技術の最新版アイサイトを標準装備 シャシー剛性は10%向上 11.6インチのインフォテインメント・モニター搭載

新型フォレスター発表 北米では2024年春に発売

スバル・オブ・アメリカは現地時間の2023年11月16日、ロサンゼルス・モーターショーで6代目となる新型スバル・フォレスターを発表した。同社は、歴代で最も先進的な機能や現代的なデザイン、優れた乗り心地などを強みとして挙げている。

スバルらしく、シンメトリカルAWDと呼ばれる四輪駆動は継続。運転支援システムのアイサイトが標準装備され、ダッシュボードには11.6インチのインフォテインメント・モニターを実装。アップル・カープレイとアンドロイド・オートへ無線で対応するという。

新型スバル・フォレスター(北米仕様)
新型スバル・フォレスター(北米仕様)    スバル

アメリカでは、2024年春から販売がスタート。トリムグレードは、ベース、プレミアム、スポーツ、リミテッド、ツーリングという設定になる。フォレスターは、約30年に渡って同社のベストセラー・モデルで、アメリカでは合計260万台以上が売れている。

価格などは、まだ明らかになっていない。簡単に特徴を確認していこう。

一新したスタイリングとインテリア

ボディは、クラシカルで堅牢なイメージを継承しつつ、洗練されたデザインを獲得。ヘッドライトはオートハイビーム機能付きのLEDで、大きなフロントグリルが目を引く。その中央には、スバル星団をグラフィック化したエンブレムが配される。

高めのショルダーラインと、角のあるホイールアーチ、フロントとサイド、リアのアンダーガードなどが、SUVらしさを表現。リアガラスは垂直に近く、荷室容量へ配慮したという。

新型スバル・フォレスター(北米仕様)
新型スバル・フォレスター(北米仕様)    スバル

ボディサイズは、全長4655mm、全幅が1829mm、全高が1729mm。ホイールベースは2669mmとなる。

空力特性も磨かれ、フロントフェンダー後方のエアアウトレットは、走行中にホイールハウス内の空気を排出。フロントタイヤの浮き上がりを抑え、安定性を高めるそうだ。

インテリアで目を引くのは、中級グレード以上に限られるが、11.6インチ・インフォテインメント用タッチモニター。ダッシュボード自体のデザインや、テクスチャが施された化粧トリムなどは、普段使いでの傷つきを軽減する設計が施されている。

北米仕様のベース・グレードには、2面の7.0インチ・タッチモニターが与えられる。上部モニターがインフォテインメント用で、下部がエアコンや車両設定の操作用となる。

ガラスエリアは広く確保され、全方向の優れた視界を確保。プライバシーガラスとデュアルゾーン・エアコンは標準装備。スバル車初となる、キックセンサー式のハンズフリー・パワーテールゲートも装備された。

センターコンソールには、ワイヤレス・スマートフォン充電パッドをセット。シートヒーターだけでなく、上級グレードを選ぶとフロントシートにはベンチレーション機能も内蔵される。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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