韓国ヒョンデのEV攻勢が止まらない 7人乗り大型SUV「アイオニック7」 航続距離500km以上か

公開 : 2023.11.22 06:05

・ヒョンデの新型電動SUV、アイオニック7のプロトタイプを発見。
・3列7人乗り、最高出力380ps以上、航続距離は最長540km?
・リアエンドの形状が気になる…。2021年の大胆コンセプトがベース。

新たな電動SUV ドイツで発見

韓国の自動車メーカーであるヒョンデは、2024年に発売予定の新型EV、アイオニック7を開発中だ。今回、そのプロトタイプがドイツの公道でテスト走行しているところを目撃された。

アイオニック7はEV専用の大型SUVであり、3列シートで最大7人乗り、最高出力は約380ps、1回の充電での航続距離は最長540km近くになると予想される。

ドイツで目撃されたヒョンデ・アイオニック7のプロトタイプ
ドイツで目撃されたヒョンデ・アイオニック7のプロトタイプ    AUTOCAR

デザインのベースは2021年に米国で公開された「セブン」コンセプトと考えられ、全体的なシルエットや大きなリアウィンドウ、ヘッドライトなどの形状が似ている。セブン・コンセプトではラウンジのような室内空間(ソファのようなシート付き)が特徴的だったが、市販車のアイオニック7で採用される可能性は低い。

プラットフォームにはEV専用のE-GMPを採用する見込みで、ヒョンデの傘下ブランドであるキアの新型EV9とは兄弟車となる。パワートレインも共通である可能性が高い。EV9は99.8kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は最長540kmと謳われる。一部市場では、76.1kWhのエントリーモデルも販売される。

EV9では最高出力201ps、最大トルク35.7kg-mの後輪駆動モデルと、最高出力379ps、最大トルク61.1kg-mの四輪駆動モデルが設定されており、最もパワフルな仕様では0-100km/h加速を6.0秒で駆け抜ける。

アイオニック7の詳細については、近く発表されることになるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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