110周年に貴重なアストン マーティン大集結 アルカディア東京2023 浅草寺と富士スピードウェイにて開催

公開 : 2023.11.22 17:45

ベスト・オブ・ショーはスピードモデル・タイプC LMF385

18日の午前中にコンクール・デレガンスの審査結果が発表された。ベスト・オブ・ショーには、栄光の歴史を伝える1940年アストン マーティン・スピードモデル・タイプC LMF385が選ばれた。

レストレーション・クラスは1933年アストン マーティン・ルマン/1923-1932年クラスには1930年アストン マーティン・インターナショナルに与えられた。

このほかの受賞車は以下の通り

アルカディア東京2023 審査員は左から中村史郎氏/奥山清行氏/ギャリー・テイラー氏/スティーヴ・ワディンガム氏のほか堀江史朗氏が担当。
アルカディア東京2023 審査員は左から中村史郎氏/奥山清行氏/ギャリー・テイラー氏/スティーヴ・ワディンガム氏のほか堀江史朗氏が担当。

ゲイドン・スペシャル・クラス:ラゴンダ・タラフ
V8ヘリテージカー・クラス:1986年V8ヴァンテージ・ザガート
DB1~9クラス:1962年DB4シリーズ4ヴァンテージ
DB11~12/DBXクラス:2021年DBSスーパーレジェーラ・コンコルド・エディション
シグネット・クラス:2014年シグネット
ハイパーカー・クラス:ヴァルキリー
一般人気投票:ヴァンキッシュ・ザガート

日本で初めて行われたアルカディア東京2023は、初日の昼過ぎまで雨に見舞われたものの、その後天候は回復した。これだけのアストン マーティンが一堂に集まったのは初となる。

今回のコンクール・デレガンスは、浅草寺という特別なシチュエーションもあり、アストン マーティンの110周年を祝うにふさわしい、高いクオリティの内容で行われた。

3日目は富士スピードウェイで

コンクール・デレガンスの表彰を終えたあとは、都内をパレードしたのち富士スピードウェイまで移動。富士スピードウェイホテルでガラディナーとチャリティー・オークションが開催された。

チャリティー・オークションではアストン マーティンゆかりのアイテムに加え、2024年型F1マシンのディスプレイモデルが2900万円で落札されたのがニュースだ。

アルカディア東京2023 「アルカディア・ギャラリー」をバックに参加者全員で記念撮影を行った。
アルカディア東京2023 「アルカディア・ギャラリー」をバックに参加者全員で記念撮影を行った。    アストン マーティン・ジャパン

イベント3日目となる19日は、110台以上のアストン マーティンが富士スピードウェイに集結。ホームストレートでは「アルカディア・ギャラリー」と題してF1マシンのディスプレイモデルからDBR22/ヴァローから歴代のモデルが展示された。

その後はドライビング・セッションとなり、オーナーはアストン マーティンのパフォーマンスをサーキットで楽しんだ。このほかDBX707のホットラップも実施。最後にパレードランと記念撮影を行いアルカディア東京2023は成功裏のうちに幕を閉じた。

APACリージョナル・プレジデントのグレゴリー・アダムス氏は「日本で初めてアルカディアを開催できたことを非常に誇りに思っています。このイベントは、110周年の特別な年を締め括るだけでなく、アジア太平洋地域のオーナーの皆様へ新しい伝統の始まりを示すものです。次のアルカディアを2025年に開催することを楽しみにしています」と述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事