ミニ・クーパー

ミニ・クーパーが生まれ変わった。新しいラインナップの幕開けであり、中国の長城汽車と共同開発したEV専用プラットフォームを採用する。最高出力183psのフロントモーターと40.7kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は305kmと謳われている。価格は3万1495ポンド(約580万円)からだが、より安価なガソリンモデルも登場する予定だ。

ミニ・クーパー
ミニ・クーパー

ミニ・カントリーマン

ミニ・カントリーマン(日本名:クロスオーバーに相当)は、アウディQ3などのライバルを追撃するためにサイズアップし、航続距離449kmのEV版が追加された。また、ミニとして初めてレベル2の運転支援システムを搭載し、60km/hまでの速度でハンズオフ運転が可能となる。ガソリンモデルの価格は2万9025ポンド(約535万円)からで、EVは4万2025ポンド(約775万円)となる。

ミニ・カントリーマン
ミニ・カントリーマン

プジョーe-3008

プジョーe-3008は、親会社ステランティスの新しいSTLAミディアム・プラットフォームをいち早く採用し、デュアルモーター/四輪駆動で最高出力320psを発生。航続距離は最長700kmとされる。

プジョーe-3008
プジョーe-3008

ポルシェ・マカンEV

ポルシェの電動SUVの第1弾となるマカンEVは、アウディQ6 eトロンと新しいPPEプラットフォームを共有しており、最高出力611ps、最大トルク102kg-mを発生する。ガソリンエンジンのマカンも並行して販売されるが、大幅なアップデートが行われる見込みだ。

ポルシェ・マカンEV
ポルシェ・マカンEV

ポルシェ・パナメーラ

第3世代となる新型パナメーラは、よりパワフルに、より洗練されたデザインに生まれ変わる。パナメーラ・ターボEハイブリッドでは、改良型4.0L V8と新開発の電気モーターが組み合わされ、合計出力は650psを超えると見られている。

ポルシェ・パナメーラ
ポルシェ・パナメーラ

ルノー・セニック

「新しい形のファミリービークル」と表現される最新のルノー・セニックは、これまでのミニバンタイプから、ファミリー層をターゲットにした流行の電動SUVへと変貌を遂げた。持続可能性に重点を置いて設計されており、製造に使用される材料の最大24%がリサイクル材料で、廃車時には90%がリサイクル可能だという。

ルノー・セニック
ルノー・セニック

スコダ・スパーブ

チェコのスコダが送り出す上級モデル、スパーブ。兄弟車であるフォルクスワーゲンの新型パサートとは異なり、引き続きセダンとステーションワゴンの2種類のボディが用意される。スタイリング、インテリア、車載システムを一新しながらも、使い勝手重視の設計思想(物理コントロールなど)を承継している。ガソリン、ディーゼル、PHEVといった各パワートレインも改良しながら現行世代を踏襲する。

スコダ・スパーブ
スコダ・スパーブ

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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