スコダ・コディアック

第2世代となるスコダ・コディアックは、先代よりも大きく、また大胆に進化している。EVモードでの航続距離100km以上のPHEVを新たに導入し、さらに10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを標準装備するなど、インテリアはより高級感のある意匠となった。2024年半ばに発売予定で、価格は未定だが、3万4760ポンド(約640万円)からの現行型よりも若干割高になる可能性が高い。

スコダ・コディアック
スコダ・コディアック

テスラモデル3

テスラ・モデル3は、待望のマイナーチェンジによって、部品の半分以上がリフレッシュされた。乗り心地が改善されたほか、インテリアもミニマリズムをさらに追い求めたデザインとなった。航続距離は軒並み向上し、後輪駆動モデルで最長553km(19インチホイール装着時は512km)、ロングレンジモデルで677kmとされている。

テスラ・モデル3
テスラ・モデル3

トヨタC-HR

シャープなエッジと、スポーティなルーフラインが2代目C-HRを飾る。新型は、欧州でヒットした先代の要素を引き継ぎつつ、全体的に刷新されている。最高出力140psまたは200psの2種類のパラレルハイブリッドを搭載し、それぞれ23km/l以上の燃費を実現する。価格は3万1290ポンド(約580万円)から。

トヨタC-HR
トヨタC-HR

フォルクスワーゲンパサート

フォルクスワーゲンの新型パサートは、先代よりも大型化して実用性の向上を図った。今のところボディタイプはステーションワゴン(ヴァリアント)のみ。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンが複数用意されるほか、EVモードでの航続距離100km以上のPHEVも2種類用意される。

フォルクスワーゲン・パサート
フォルクスワーゲン・パサート

フォルクスワーゲン・ティグアン

フォルクスワーゲンの売れ筋ファミリーSUV。大幅なアップグレードを受けた新型が2024年に発売される予定で、12.9インチの新しいインフォテインメント・タッチスクリーンが搭載されるほか、ヘッドルームとニールームが改善される。エンジンも効率性を向上させている。

フォルクスワーゲン・ティグアン
フォルクスワーゲン・ティグアン

ボルボEX30

このモデルは、都市環境において若いユーザー層に電動モビリティを提案すべく開発された、新進気鋭の電動クロスオーバーだ。大型SUVのEX90とともにボルボの新しいラインナップを形成し、すべての仕様で320km以上の航続距離を実現している。価格は3万3795ポンド(約625万円)から。

ボルボEX30
ボルボEX30

ボルボEX90

EX90は、ボルボにとってこれまでで最も安全かつ最高級のクルマと謳われている。既存のXC90と同クラスの電動SUVで、111kWhのバッテリーを搭載し、ツインモーター仕様の航続距離は585km、パフォーマンスモデルでは580kmを謳う。LiDAR技術も導入しており、最終的には一定条件下で「監視なしの自動運転」を可能にする計画だ。

ボルボEX90
ボルボEX90

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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