30人弱の従業員で1日70台生産 AI活用「スマート工場」 顧客体験を豊かに

公開 : 2023.11.23 18:05

仕事とクルマ

ヒョンデは、共通のプラットフォームをベースに、目的に合わせて内装を入れ替えるシェアード・モビリティのハブとしてスマート工場を利用したいと考えている。

このシェアード・モビリティは、移動先での会議や工場への従業員の移動など、特定のタスクのために作られた自動運転車になるかもしれない。

自動運転技術を搭載したアイオニック5の「ロボタクシー」、シンガポールで量産準備中。
自動運転技術を搭載したアイオニック5の「ロボタクシー」、シンガポールで量産準備中。

「人ではなく、その瞬間にパーソナライズされた乗り物です」とパテル工場長は言う。

「移動手段はさまざまな文脈で使われます。そこでわたし達は、標準化されたシャシーとパワートレインを持ち、内部はさまざまなニーズに合わせてパーソナライズされた専用車両を作ろうとしているのです」

こうした工場で作られる車両タイプに「制限はない」という。ヒョンデは2028年以降、同様の生産ラインでアーバン・エア・モビリティ(都市型航空交通)を製造できるようになると発表している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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