日本でも売ってくれ! 2024年大注目の新型車 8選 乗れる日が待ち遠しい
公開 : 2023.11.25 18:05
ミニ・カントリーマン
もう1台、ミニを紹介する。こちらはカントリーマンと呼ばれ、日本では「クロスオーバー」という名で販売されているモデルの最新型となる。ミニの中では最も大きいSUVタイプのモデルだが、新型では今まで以上にサイズアップした。
欧州仕様のカントリーマンのボディサイズは全長4433mm、全幅1843mm、全高1656mm、ホイールベース2692mm。これは、マツダCX-5や日産エクストレイル、レクサスNXなどと近いサイズ感だ。実際、新型BMW X1とは同じプラットフォームを共有する兄弟車の関係にある。
また、カントリーマンとしては初めて、航続距離449kmのEV版も追加された。さらに、ミニとしては初となるレベル2の運転支援システムを搭載しており、60km/hまでの速度でハンズオフ運転が可能となる。
ガソリン版の英国価格は2万9025ポンド(約535万円)から、EV版は4万2025ポンド(約775万円)から。最高出力300psの2.0L 4気筒ターボを搭載するジョン・クーパー・ワークス(JCW)も用意されているというから、ミニはこれからもいろいろな意味で成長していきそうだ。
ボルボEX90
スウェーデンのボルボから、大型の電動SUVが登場した。新型EX90は、安全性と快適性に重点を置いたEVで、111kWh容量のバッテリーを搭載し、航続距離は最長585kmとされる。
ボルボのEVとしては最大級のモデルだが、一方で最小モデルのEX30が日本で発売されており、EX90も導入の可能性は低くないだろう。欧州では注目が殺到して受注を一時停止するなど、注目度は非常に高い1台だ。
高度な運転支援システムやLiDAR技術も搭載しており、最終的には一定条件下で「監視なしの自動運転」を可能にする計画だ。
クプラ・タバスカン
「情熱の国」と言われるスペインに、クプラ(Cupra)という自動車メーカーがある。あのフォルクスワーゲン・グループの一員で、スポーツ志向の強い高性能モデルを展開しているのだが、今回初めて電動SUVを発売することになった。その名もタバスカン。
見慣れないクルマだが、新型タバスカンはフォルクスワーゲンのMEBプラットフォームを使用しており、日本でも販売されるフォルクスワーゲンID.4やアウディQ4 eトロンと密接な関係にある。
先述の通り、スポーティなキャラクターを前面に押し出したデザインと、最高出力320psの強力なツインモーターを積んでいる。0-100km/h加速は5.6秒とされ、性能は十分。随所にコッパー(銅)のアクセントカラーを用いたユニークな内外装も目を引く。
出力を抑えた後輪駆動モデルもあり、1回の充電での航続距離は最長547kmとされている。