ヒュンダイ・サンタフェ2.2 CDRi
公開 : 2012.07.11 19:06 更新 : 2021.02.20 18:32
■どんなクルマ?
最新のサンタフェは、英国で最もポピュラーなヒュンダイのフル・モデル・チェンジ版である。輸入業者もそのネーミングを変えることがもはやできないほど有名なモデルに成長した。リサーチでも、どのヒュンダイのモデルと比べても認識率は高く、それは2001年以降、英国で37,500台を販売した実績が証明しているといえる。昨年、英国でのセールスは、ヨーロッパ全体の1/3を占めた。
サンタフェは、フルサイズのSUVで、フリーランダーよりはレンジローバーがそのライバルとなる。新型サンタフェは、前モデルに対し長くなり幅広くなった。その結果、リアのレッグルームに45mmもの余裕ができた。一方、高さは前モデルよりも低く、クロスオーバーのように見えるデザインだが、何故かヘッドルームは11mm大きくなっている。
2WDのサンタフェは24,495ポンド(300万円)で、最も安い4WDモデルよりも1,400ポンド(17万円)安い。また、ニューヨーク・モーターショーで登場したロング・ホイールベースの7シーター・モデルもある。しかし、このストレッチ・バージョンは英国では販売されない。トップ・スペックのプレミアムSEは、35,000ポンド(423万円)とお買い得感のある値付けがされている。このプレミアムSEは、バック・カメラ、セルフ・パーキング・システム、そしてレーン逸脱警告などが標準装備だ。
■どんな感じ?
多くのコンパクトSUVが一般的にダウンサイジングの傾向にあるのに対し、サンタフェはフルサイズのSUVであるということを主張する。しかし、それは非常に適正な価格と、194bhpの2.2リッター・ターボ・ディーゼル・エンジンが18.2km/lという優れた燃費と159g/kmという低いCO2排出量を持ちあわせている。
サンタフェは英国専用のサスペンション・セッティングをしている。アップグレードされたダンバーが装備され、ボディ・コントロールが向上している。ヒュンダイのチームは、英国の道でサンタフェを慎重にテストしたと語っている。
但し、われわれはまだ英国バージョンをドライブする機会に恵まれていない。ドイツでドライブしたヨーロッパ仕様は、比較的固いサスペンションとボディ・コントロールを持っていたが、そのダンピングは非常に素晴らしかった。
エンジンは、柔軟で強くて速いイメージを受けた。特に英国人のオーナーの70%が選ぶ6速オートマティックとの組み合わせは良い(但し、CO2排出量が178g/kmまであがり、燃費も14.7km/lになってしまうが)。
ハンドリングは、かなりしっかりしている正確だった。残りの評価は、英国バージョンをドライブしてからになろう。
■「買い」か?
その価格と装備から考えるに、サンタフェは非常に良いクルマだ。また、その5年間と保障が長いことも、英国で成功する足がかりになろう。
(スティーブ・クロプリー)
ヒュンダイ・サンタフェ2.2 CDRi
価格 | 34,395ポンド(423万円) |
最高速度 | 190km/h |
0-100km/h加速 | 10.1秒 |
燃費 | 18.2km/l |
Co2排出量 | 178g/km |
乾燥重量 | 2001kg |
エンジン | 4気筒2199cc |
最高出力 | 194bhp/3800rpm |
最大トルク | 43.0kg-m/1800rpm-2500rpm |
ギアボックス | 6速オートマティック |