text & photo:Kentaro Nakagomi (中込健太郎)
秋深まる11月8日、横浜赤レンガ倉庫で、第三回目となる「横浜ヒストリックカーデイ」は開催された。
当初は「オーナーが自分の好きな愛車を赤レンガ前に並べればそれで十分」という形でスタートしたというこのイベント。しかし、場所柄、季節柄、このイベントで歳月を重ねてきた珠玉の名車たちと触れる機会を得た来場者の感動は決して小さくなく、回を重ねていくにつれ、会の目的が明確になってきたという、まさに洋の東西、いろいろの歴史を背負ったものが古くから行き来する街横浜らしい、地域に育まれ、参加者の思い入れの深まりとともにパワーアップしてきたヒストリックカーイベントと言えるだろう。
小雨も舞う中、オーナーである参加者と来場者の交流や、通りがかった人が突如目の前に現れた懐かしいクルマの数々とともに思い思いに写真撮影をする光景などが、曇天の赤レンガ、会場のあちこちで見られる様はじつに微笑ましい、和やかなイベントとなった。
赤レンガ倉庫はどんなクルマをも包み込む包容力を感じる。
国産車も充実。トヨタ2000GTいつも人だかりが出来ていた。
ヒストリックカー同乗体験ではロールス・ロイス・シルバー・ゴーストも。
ADO17「オースチン1800」はなかなかお目にかかれない一台。
オースチン・ヒーレーも勢ぞろい。手前はヒーレー100。
オースチン・ヒーレー3000。2トーンのエレガンスが目を惹く。
クラシック・ミニも勢ぞろい。女性の人気は断トツ。
ロータス・スーパー・セブン・シリーズ3
変わらぬ佇まいはモーガン・プラス4。これは1955年のモデル。
メルセデス・ベンツ170S、オーナーと。「大体80万キロくらいかな」
横浜から石川県まで自走したことも。この街を走って60年以上になる。
カーラジオのNHK受信料「支払い済みシール」。
メルセデス・ベンツ280SEL。ボディ同色のクラシックなAMGホイールがマッチ。
小さなジャガーEタイプ・クーペ。ディスプレーも目を引く。
アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリント・スペチアーレ。
曇天のもと、妙に様になるのは英国車故か。MGA。
ウィリス・ジープ。M38は潜水走行可能。高価なため希少。
朝鮮戦争に出征した経歴を持つ当個体。生々しい弾痕も当時のまま。
ローバーP6 V8 3500
トライアンフ・スピットファイアー
シトロエンSM
シトロエンDS23
ランチア・フルヴィア・スポルト1.3S
MG ZBマグネット
ジネッタG4。
VWカルマン・ギア
トヨタ・スポーツ800。
シボレーベルエア210
日産グロリア2600GX
ホンダ・シビック、初代そろい踏み。
トヨペット・コロナ
スバル360
スバル・サンバー
ホンダNⅢ
いすゞ117クーペ
ホンダS800
トヨタ・ミニエース・バン・デラックス
日産シルビア
オースチンA50ケンブリッジ
日産セドリック
トヨペット・クラウン
ロゴにも時代を感じる。
マツダ・コスモ・スポーツ
ACアスィーカ
ポルシェ911Tソフトウィンドウ・タルガ