世界を知るクルマ トヨタ・ランドクルーザー70発売 約170の国と地域で、累計1130万台
公開 : 2023.11.30 06:45
トヨタはランドクルーザー70の発売をアナウンスしました。70シリーズは1984年の誕生以来、信頼性/耐久性/悪路走破性を追求し続け、世界に育てられてきました。なお新型はKINTOでも利用が可能になります。
月販400台 トヨタ車体株式会社 吉原工場にて製造
トヨタは、ランドクルーザー70の発売を開始したと発表した。月販400台を基準とし、AXグレードの3ナンバーモデルで、メーカー希望小売価格(税込)は480万円となる。
ランドクルーザーの普遍的価値を継承するクルマ
ランドクルーザーは、トヨタBJ型として1951年8月1日に誕生し、シリーズとして72周年を迎えた。誕生直後に、自動車として初めて富士山6合目の登山に成功し、その時から、このクルマだからこそ行き来できる場所で、様々な人々の安全と安心を提供する使命を負ってきたとトヨタは語る。
その後、世界中の顧客に育てられ、鍛えられることで「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として信頼性/耐久性/悪路走破性の継承と進化を続けながら、現在までに約170の国と地域で、累計1130万台のランドクルーザーが人々の命や暮らしを支えてきたという。
中でも、ランドクルーザー70シリーズは1984年の誕生以来、約40年間ランドクルーザーの普遍的価値である「信頼性/耐久性/悪路走破性」を変わることなく絶えず追求し続け、「世界中の過酷な環境下での多様な用途に応えながら、顧客の暮らしと地域社会を支え続ける」ことを脈々と受け継いできたとトヨタは続けた。
ランドクルーザー70の主な特長
ランドクルーザー70は本格的なオフロード設計/強靭なフレーム/高い基本性能/シンプルなパーツ構造という、シリーズならではの特性で人々の生活を支えてきた。この度は継続販売モデルとしてランドクルーザー70シリーズらしさはそのままに、より顧客の暮らしと地域社会を支え続けるための進化を遂げたと表現した。
新型ランドクルーザー70の詳細は?
ランドクルーザー70らしい走破性を実現するパワートレーン
力強い動力性能と低燃費を両立する2.8L直噴ターボディーゼルエンジンを採用。最高出力204ps/最大トルク51kg-mでランドクルーザー70シリーズにふさわしい走破性を実現する。
快適なオフロード/オンロード走行を可能にする高い操縦安定性
強靭さを誇る伝統のラダーフレームや、悪路走破に欠かせない電動デフロックなどの装備に加え、ビークルスタビリティコントロール(VSC)/アクティブトラクションコントロール(A-TRC)/ヒルスタートアシストコントロール(HAC)/ダウンヒルアシストコントロール(DAC)といった駆動力/制動力制御システムを採用し、高い操縦安定性を実現したという。
また、快適な乗り心地をさらに追求するサスペンションの改良や、スムーズな運転・操作性へのニーズに応えるため、6速オートマチックトランスミッションを採用し、優れたオフロード走破性を維持しながら、オンロードでの乗り心地をさらに向上させたと語る。
伝統の継承とさらなるオフローダーらしさを追求した内外装デザイン
外装は水平/垂直基調とし、道具としての機能性と圧倒的な安定感を創出する、ランドクルーザー70らしいシルエットを継承した。その一方で、時代性をとらえて細部をアップデートし、デザインを進化させたとトヨタは発表した。
内装は水平構成の力強いデザインと、オフロード走行に配慮した機能的レイアウトを継承し、シンプルな操作性や多様化する用途に対応しつつ、上質感のある素材を使用、オーナーを満たす室内空間が創出された。
進化した安全性能
安全安心にも配慮し、バックモニターやトヨタ・セーフティー・センスを採用した。トヨタ・セーフティー・センスには、新採用のプリクラッシュセーフティ/コンライト/ドライブスタートコントロールなどが含まれており、オフロード走行はもちろん、駐車時やシフト操作時の安全安心にも配慮がなされた。
ランドクルーザー70は、サブスクリプションサービスである「KINTO」でも
KINTOは、自動車保険(任意保険)/自動車税/メンテナンスなど、カーライフにかかる諸費用を含めた月々定額の料金を支払うことにより車両を使用する仕組みで、トヨタ車両販売店のほか、オンラインでも見積もりから契約までの一連の手続きに対応しており、ランドクルーザー70の場合、月々4万5760円からの利用が可能だという。