ルノー 主力EV、大幅値下げ 「メガーヌ」英国で約65万円安くなる 不人気ではない

公開 : 2023.12.01 06:05

・ルノーは英国向けの電動SUV、メガーヌEテックの価格改定を発表。
・最大3500ポンド(約65万円)引き下げ。新型車導入に合わせた調整。
・英国では販売好調、2022年以来「5000台以上」の右ハンドルが納車。

メガーヌ」EV値下げ 新型車導入に合わせて調整

フランスの自動車メーカーであるルノーは、電動SUVのメガーヌEテックの英国向け価格の値下げを発表した。最大で3500ポンド(約65万円)引き下げられている。

メガーヌEテックは2022年に欧州で発売されたCセグメントのEVである。英国では今回の価格改定により、エントリーグレードで3万4495ポンド(約640万円)からと、2500ポンド安くなった。

ルノー・メガーヌEテック
ルノー・メガーヌEテック

ミドルグレードの「テクノ+」は3万6495ポンド(約680万円)からと3000ポンドの値下げ、最上位グレードの「アイコニック」は3万8495ポンド(約720万円)からで3500ポンドの値下げとなった。

この値下げにより、3万7225ポンド(約690万円)のフォルクスワーゲンID.3や、3万7295ポンド(約695万円)のキア・ニロEVなど、主要なライバルを下回ることになった。しかし、クラス最安価を維持しているのは2万6995ポンド(約500万円)のMG 4だ。

今回の価格改定は、ルノーの新型セニックEテックの導入に合わせたものだ。セニックEテックは来年初頭に英国で発売予定の電動SUVで、価格は約4万ポンド(約745万円)からとされる。

英国では右ハンドルのメガーヌEテックの販売が順調に推移しており、ルノーの広報担当者によると2022年の発売以来「5000台以上」が販売されたという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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