ポルシェ911 詳細データテスト 精密さ極まるシャシー レースカー並みの空力 積載能力はほぼ皆無

公開 : 2023.12.02 20:25  更新 : 2024.02.12 17:30

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

この新型は、PCMシステム非装着者が選べないはじめてのGT3 RSだ。これまでは軽量化のためにこの手の装備を外すのが慣例的だったが、実際のところ重量削減への貢献度は絶大というほどではなく、軽量化をしていると主張する目的のほうが大きいというのが事実だ。

992世代のインフォテインメントシステムについて言えば、取り外すにはあまりにも機能全般と根深く連携しすぎているという事情もある。そのため標準装備となったわけだが、システムの出来はいい。10.9インチのタッチ画面はダッシュボードにすっきり収まり、Apple CarPlayやAndroid Autoも使用できる。

インフォテインメントシステムは標準装備。各部のデバイスと密接に関わりすぎていて取り外せなかったようだが、レスにしても削減できる重量は高が知れている。
インフォテインメントシステムは標準装備。各部のデバイスと密接に関わりすぎていて取り外せなかったようだが、レスにしても削減できる重量は高が知れている。    MAX EDLESTON

センターの収納スペース内には、USBポートも設置される。GT3と大きく異なるのは、ステアリングスイッチの音声コマンドボタンが、DRS作動スイッチに置き換えられていること。われわれとしては、これは歓迎したい。

8スピーカー・150Wのオーディオは並の出来だが、ひどいロードノイズに負けがちだ。望むなら、1152ポンド(約22万円)で570Wのボーズに交換することはできる。

燈火類

テスト車にはダイナミックライトシステムが装備されていた。自動調整式のマトリックス機能はないが、ビームはすばらしくクリアで明るい。

ステアリングとペダル

ステアリングコラムのテレスコピック幅はもう少しほしいが、その他のドライビングポジションはエクセレント。ブレーキペダルは、ちょっと左足操作寄りのポジションだ。

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