ベントレー・コンチネンタルGT誕生20周年 世界を6か月間でバトンリレー 20年に因んで20人が参加

公開 : 2023.12.07 11:45

ベントレー・コンチネンタルGTシリーズを振り返る

クルーでデザイン、製造

20周年記念バトンはクルーのスタジオでデザインされ、市販モデルの装備と同じレベルの細心の注意を払って製作されたという。サイプレス・グリーン(コンチネンタルGT生産1号車のエクステリアカラー)で仕上げられたバトンは、航空機のプロペラ・ブレードのように、左右非対称にひねりが加えられている。コンチネンタルGTのドライブモードセレクターを模したローレット加工が施されたキャップを回すことで、巻物を収納するバトンの内部にアクセスすることができる仕組みとなっている。

ベントレー・デザイン・コラボレーションの責任者であるクリス・クック

「バトン装飾のすべての要素はコンチネンタルGTにインスパイアされたもので、どの形にも目的があります。例えば、エンドキャップには、コンチネンタルGTの3つの特徴的なライン、フロントホイールアーチから車の側面に沿って伸びるパワーライン、ルーフのフライライン、そしてリアホイールの上にある筋肉質なハウンチラインが簡略化されたグラフィックで表現されています。バトンを水平に持ち、手の中で回すと、装飾の輪郭にそれぞれのラインが見えるでしょう」

ベントレー・コンチネンタルGT誕生20周年
ベントレー・コンチネンタルGT誕生20周年

繊細なタッチで、それぞれの輪郭はキャップのグラフィック上の対応するラインとも完全に一致しているという。

20周年記念バトンは、初代コンチネンタルGTとともにベントレーのヘリテージガレージに保管され、ベントレーの歴史において非常に重要な1年が幕を閉じようとしている。

モダンアイコンの進化

2003年に発表された初代コンチネンタルGTは、魅力的なデザイン/スーパーカーとしてのパフォーマンス/比類なきクラフツマンシップが融合したユニークなモデルであったと同社は回想する。最高速度は300km/hを超え、0-100km/h加速は4.8秒。同価格帯で匹敵するライバルがいなかったため、コンチネンタルGTは世界的なセンセーションを巻き起こし、新たなマーケットを定義したと語る。

3代目となる現在、コンチネンタルGTとその姉妹モデルであるコンチネンタルGTCは、数々の賞を受賞し続けている。2022年には、コンチネンタルGTスピードが権威あるロブ・レポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2023年にはコンチネンタルGT V8 Sがカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。コンチネンタルGTはまた、2023年2月に開催されたドイツのアウト・モトール・ウント・シュポルト・アワードでも、10万1000人以上の読者投票で輸入ラグジュアリークラス部門賞を2年連続で受賞し、連覇を達成した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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