AR対応ナビ ポルシェ「マカンEV」のインテリア初公開 3つのスクリーン、ADASとの統合も

公開 : 2023.12.12 18:25

100kWhリチウムイオンバッテリー搭載

全車に100kWh容量のリチウムイオンバッテリーが搭載されるが、1回の充電での航続距離はまだ明らかにされていない。タイカンの場合、93kWhバッテリーで約500kmとされる。また、800Vシステムにより、270kWを超える充電速度に対応できる。

ポルシェフォーミュラEチームのディレクターであるフロリアン・モドリンガー氏によれば、市販車においてはバッテリーの小型化を長期目標としているという。モドリンガー氏はモータースポーツよりも「時間がかかる」ことは認めつつ、「目標にしなければならない」と語っている。

ポルシェ・マカンEVのプロトタイプ
ポルシェ・マカンEVのプロトタイプ

ポルシェはマカンEVだけでなく、718ボクスターのEV(2025年)、カイエンEV(2025年)、パナメーラEV(2026年)を順次投入し、電動化攻勢を強めていく。2020年代後半には、コードネーム「K1」と呼ばれる7人乗りの新型電動SUVが登場する見込みである。

ポルシェは、2025年には世界販売台数の50%、2030年には80%をEVとすることを目指している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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