ベントレーとドゥカティがコラボ 500台限定ディアベルV4 ベントレー・マリナー仕様も発売

公開 : 2023.12.13 11:45

ベントレーはドゥカティとのコラボレーションを発表しました。高性能で快適をうたう「ディアベルV4」をベースとし、両社の共通ビジョンを元に制作され、ベントレー・マリナーの名を冠した仕様も50台限定で生産します。

ドゥカティとベントレーのコラボレーション

ドゥカティとベントレーは、両社のアイコニックなブランドの長所を讃える新しいモーターサイクルの限定車「ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー」を発表した。

ドゥカティとベントレーのコラボレーションにより誕生したこのプロジェクトは、パフォーマンス/クラフツマンシップ/エクスクルーシブという共通のビジョンでドゥカティとベントレーを結びつけるという。

ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー/ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー
ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー/ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー

エンスージアストに夢を与えるテクノロジー/スタイル/パフォーマンスが見事に融合されたこのモーターサイクルは、ヨーロッパで最も権威ある現代アートフェアの海外版であるマイアミのアートバーゼルで開催される「フオーリ・サローネ」イベントで、12月8日に一般公開されるとアナウンスされた。

ドゥカティは、高性能で快適なディアベルV4の洗練されたテクニカルベースに、ベントレー・バトゥールの特徴的な要素を融合させ、エレガンスとデザインの面でユニークなモーターサイクルを作り上げたという。ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレーは500台限定のシリアルナンバー入りシリーズに加え、さらに50台の特別な「ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー」も生産される。

この50台はベントレー顧客のために用意され、このモーターサイクルのベースとなったバトゥールの本質であるパーソナライゼーションと個性が盛り込まれる。

バトゥールとディアベル

インスピレーション ベントレー・バトゥール

バトゥールは、740psのツインターボW12エンジンを搭載した、ベントレー史上最もパワフルなモデルである。

それ以上にバトゥールは、ベントレーのクラフツマンシップと彫刻的で筋肉質なボディワークを融合させ、ベントレーの新たなデザインDNAを定義するとともに、ブランドの新たなデザインの方向性を予感させるという。

ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー/ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー
ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー/ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー・マリナー

そのビジュアルメッセージは、誇張や過剰さを排し、強力なパワーとエレガンスを表現すると述べた。18台のバトゥールは、世界最古のコーチビルダーであり、ベントレーの社内オーダーメイド部門であるマリナーによって1台1台手作業で製作される。

ベントレーのためのディアベル

ドゥカティ・スタイル・センターは、ベントレーのデザイナーとのコラボレーションにより、この特別なモーターサイクルのために新しいデザインを生み出した。

ベントレー・マリナーのカラーパレットから採用された、洗練された豊かな色調のメタリックカラーであるスカラベ・グリーンは、車体全体に使用され、ディアベルV4の決然としたアグレッシブなラインは、テクニカルコンポーネントによっても大きく見直されている。

このバイクのために設計・製作された鍛造リムは、自動車の形状を想起させ、ダークチタニウムサテンに塗装され、機械加工された表面の一部が見えるようになっているとアナウンスされた。

サイドのエアインテークは、バトゥールの最も特徴的な要素のひとつである2トーンカラーのフロントグリルを反映する。三角形のリア・エクストラクターは、バトゥールの部品を参考にしているという。

フロントマッドガード/フェアリング/タンク上部は、フロント・ボンネットのリブを想起させ、また、パッセンジャーシートに交換可能な1人乗りテールは、バトゥールのリアスタイルから多くのヒントを得たと語り、フェンダー/ヘッドランプカバー/エンジン/エキゾースト/ラジエターカバー/ラジエターシュラウド/サイドパネル/テールピースなどのボディー構成部品の多くには高品質なカーボンファイバーが使用されている。

ライダーズシートはブラックのアルカンターラ製で、バトゥールのシートと同じ赤いファブリックの下地が見える緻密な細工が施され、リアパッドにはベントレーのロゴが刺繍される。カバー付きのデュアルアウトレットエキゾーストは、洗練されたラインのモーターサイクルと調和するようにデザインが変更されたと述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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