アウディR8 17年間の集大成に日本向け8台限定車 ジャパン・ファイナル・エディション
公開 : 2023.12.15 11:45
アウディはR8の最終章を記念し、日本向けに8台限定で「アウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディション」の発売を発表しました。V10NAのR8の歴史を、参戦したモータースポーツとともに振り返ります。
アウディR8 限定モデルのエクステリア詳細は?
アウディは、フラッグシップ・スポーツクーペのアウディR8の日本における最終限定モデル8台を「アウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディション」として発売を開始した。右ハンドルのみの設定で、メーカー希望小売価格(税込)は3508万円となる。
アウディR8の歴史を締めくくる8台の日本最終限定モデル
アウディR8は、アウディのレーシングモデルおよび究極のスポーツグレードRSモデルを開発/製造/販売するアウディ・スポーツにより、アウディのレーシングカーの遺伝子を受け継ぎ、ハイパフォーマンスと日常走行における優れた乗り心地を兼ね備えたフラッグシップ・スポーツクーペとして、過去17年間にわたって進化を続け、世界中のファンを魅了してきたと語られた。
今回の限定モデルは、アウディR8が歴史の最終章を迎えるにあたり、そのパフォーマンスと日本の美的センスを融合させた、8台の限定モデルとして日本の顧客向けに作られたという。
シンプルでエレガントな水平基調フォルムのボディは、随所にカーボンパーツを採用し、エクステリアをストイックに引き締めるブラックアウディリングス・パッケージとの組み合わせで、R8の比類なきパフォーマンスを象徴すると語る。
ボディカラーには、上質で柔らかなアイビスホワイト・マットを採用し、ハイパフォーマンスを暗示するセラミックブレーキのグロスレッドキャリパーとの組み合わせは、日本古来の紅白の華やかさを演出する。
足元にはもう一つのテーマカラーである金に見立てたマットブロンズポリッシュドのアウディ・スポーツ製20インチ5エヴォスポークデザインのアルミホイールを装備。
このように今回の限定モデルは、ハイパフォーマンスとエレガンスを兼ね備えたR8に、白/赤/金という日本の伝統に通じる3色をさりげなく組み合わせ、日本マーケット専用の特別感あふれる限定車となったとアナウンスされた。
アウディR8 限定モデルのインテリアとその他詳細は?
アウディ・エクスクルーシブによるインテリアは、ブラックを基調にアラバスターホワイトとの2トーンカラーで統一しており、アラバスターホワイトダイヤモンドステッチングがアクセントとなる。
スポーツシートはファインナッパレザー、ヘッドライニングとラゲッジコンパートメントライニングにはアルカンターラを採用し、上質な空間を作り出すとアウディは語る。
ステアリングホイールは、標準装備の3つのコントロールボタンに加え、エンジンサウンドをコントロールするボタンの追加により、4コントロールサテライトのマルチファンクションとなった。またドアシルトリムには、8台の限定を示す数字とともに「ジャパン・ファイナル・エディション」と刻まれる。
特別メモリアルプレート
アウディR8は、2006年欧州/2007年日本にて初代が発売されて以来、モータースポーツのテクノロジーの進化と共に、卓越したパフォーマンスを磨き上げ、世界中の多くのファンを魅了してきたという。
その日本最終限定モデルを発売するにあたり、アウディジャパンから成約の顧客に、特別メモリアルプレートを用意した。これは、シャシーナンバーの入力により、そのクルマ固有の画像を作成する、欧州オーナー向けのVINアートというプログラムによるもので、購入したアウディR8クーペ・ジャパン・ファイナル・エディションのシャシーナンバーを刻印したメタルポートレートフレームを作成、世界にひとつだけのメモリアルディスプレイプレートとしてこのモデルのオーナーに贈呈される。
アウディ・ジャパンが日本の顧客のためにこだわりぬいた、R8の歴史と日本の伝統を融合したプレゼントだと語られた。
限定車の性能は?
ベースモデルはアウディR8クーペV10パフォーマンス5.2FSIクワトロSトロニックとなる。搭載される自然吸気高回転型5.2L V型10気筒エンジンは、最高出力620ps/最大トルク59.14kg-mを発揮する。
7速Sトロニックトランスミッションはクワトロと組み合わされ、0-100km/h加速は3.1秒(メーカー測定値)で走り抜けるという。サスペンションには、走行状況に合わせてダンパーの減衰力を制御し、快適な乗り心地と優れたドライビングダイナミクスを実現するアウディ・マグネティックライドを搭載した。