アルファ・ロメオ初の電動SUV 新型ミラノ、2024年4月初公開へ 「ミト」後継EV

公開 : 2023.12.16 06:05

高性能クアドリフォリオも検討中

インパラートCEOはまた、高性能モデルのクアドリフォリオも検討中だが、顧客のニーズを判断するまでは確定しないと述べた。

「わたし達は、お客様が望むことをすべて行う準備ができています。しかし、クアドリフォリオ・バージョンがどの程度受け入れられるのか、また、どの程度の価格が許容されるのかをまずテストしたいのです」

新型車の車名が「ミラノ」に決定。ブランドの個性をどう表現するのか注目される。
新型車の車名が「ミラノ」に決定。ブランドの個性をどう表現するのか注目される。    アルファ・ロメオ

アルファ・ロメオは世界販売台数の約40%をミラノが占めると予測しているが、インパラートCEOは「より多く売ること」よりも「利益を生み出すこと」に重点を置いていると強調した。

しかし、もし需要が予測を大幅に上回ったとしても、ポーランドのティチー工場にはそれに応えるだけのキャパシティがあるという。「月に5000台売れれば月産5000台、月に1万台なら月産1万台です」

一方で、値引きに頼ることはないとしている。

「一部市場で見られるような価格競争、つまり安易な金儲けや安易な値引きに走るつもりはありません」

「そんなものは必要ありません。ここ数か月に(一部で)見られたような強引な値引きには従いたくない。クルマの価値を壊したくないのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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