意外なメーカーによるロータリーエンジン車 5選 マツダだけじゃなかった…

公開 : 2023.12.16 18:05

アルファ・ロメオ・スパイダー&1750

アルファ・ロメオは独自のロータリー計画を立ち上げ、ロータリーエンジンをスパイダーと1750に実験的に搭載するまでに至った。

他社がロータリーに情熱を注ぐ中、1973年にアルファ・ロメオは信頼性の低さと燃費の高さを理由に手を引いた。現在はアレーゼのアルファ・ロメオ博物館にエンジンのみが保管されており、ロータリー開発プロジェクトが実在したという唯一の物的証拠となっている。

アルファ・ロメオ・スパイダー
アルファ・ロメオ・スパイダー

ラーダ・クラシック

ラーダ・クラシックとは、1980年代のスヌーカー(ビリヤードの一種)大会のタイトルであると同時に、アフトワズがロシアで製造したフィアット124由来の乗用車シリーズの総称でもある。

数百万台が生産されたうち、ほぼすべてが1.2~1.5Lの4気筒ガソリンエンジンを搭載している。ごく少数の例外として、シングルローター(1978年~)またはツインローター(1983年~)が搭載されたが、そのほとんどは一般消費者ではなく当局に販売された。信頼性には問題があったと言われている。

ラーダ・クラシック
ラーダ・クラシック

また、ラーダは別のモデルにもロータリーエンジンを導入したが、こちらについては別の記事で取り上げたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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