高性能は「ひけらかさない」 ジャガーXFR 当時のクラス最強サルーン 英国版中古車ガイド

公開 : 2024.01.05 19:05

知っておくべきこと

XFRは不具合が少なくないかもしれないが、英国の場合、多くのライバルと比べて整備費用は高くない。エグゾーストシステムの交換は、触媒を除いて850ポンド(約16万円)。フロントのショックアブソーバーも、1本200ポンド(約4万円)程度だ。

古いインフォテインメント・システムが気に入らない場合は、アンドロイドなどで稼働する、アフターマーケットのタッチモニターが売られている。価格もさほど高くない。

ジャガーXFR(2010〜2015年/英国仕様)
ジャガーXFR(2010〜2015年/英国仕様)

英国ではいくら払うべき?

7000ポンド(約130万円)〜8999ポンド(約166万円)

走行距離が伸びていたり、少々派手に改造されたXFRが英国では出てくる価格帯。自身で整備する自信がない限り、手を出さない方が無難だろう。

9000ポンド(約167万円)〜1万999ポンド(約203万円)

英国では、走行距離16万km以下のXFRを探せる。オプション多数の例も含まれる。

1万1000ポンド(約204万円)〜1万3999ポンド(約258万円)

ジャガーXFR(2010年/英国仕様)
ジャガーXFR(2010年/英国仕様)

整備記録がしっかり残り、状態の良いXFRをお探しなら、英国ではこの価格帯から。中には販売店の保証が付帯することも。

1万4000ポンド(約259万円)〜1万7999ポンド(約332万円)

走行距離が8万kmを切る、フェイスリフト前の状態の良いXFRが出てくる。フェイスリフト後では、10万km以下程度まで距離は伸びる。

1万8000ポンド(約333万円)以上

走行距離が短い、フェイスリフト後のXFRはこの価格帯から。

英国で掘り出し物を発見

ジャガーXFR 登録:2010年 走行距離:16万4200km 価格:1万245ポンド(約190万円)

走行距離は長いものの、状態は良いようだ。ボディカラーは理想的。ライトブラウンのウッドパネルとダークグレー・レザーのインテリアも好ましい。典型的なジャガー・コーディネートといえる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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