インフィニティQX30のファースト・スクープ
公開 : 2014.11.18 22:20 更新 : 2017.06.01 02:11
インフィニティがコンパクト・プレミアムSUV市場に投入する予定のQX30のテスト風景を最初に捕えたショットだ。このQX30は、もうすぐデビューするQ30ハッチバックと共通のシャシーを持つモデルで、日産のサンダーランド工場で生産が予定されている。
このQX30とQ30は、メルセデス・ベンツAクラス、Bクラスに使用されているFWDプラッフォームの改良版を使用する。エンジンも、メルセデスの4気筒ターボ・ユニットのガソリンおよびディーゼルに、インフィニティ独自のチューニングを施して搭載することとなっている。また、ハルデックスの4WDシステムもオプションとして用意される。
QX30が参戦する市場は、現在世界で最も早い成長が見られるセクターで、BMW X1とアウディQ3が現時点では覇権を争っている。
ヨーロッパ、中東およびアフリカの営業責任者であるフランシス・ゴウプリ・デ・ブーイエは。「EU市場におけるプレミアム・カーのセールスのうち、50%はCセグメントであった。」と語っている。これは、アウディA3やBMW 1シリーズのことを指している。
ブーイエは、Q30およびQX30は、アメリカ市場にも輸出されることを明らかにした。
「初年度は年間60,000台の販売予定で、そのうち30,000台をヨーロッパで販売する計画だ。」とコメントしている。
また、インフィニティ自体の、今年、200,000台のセールスを記録するだろうと見ている。この数値は、昨年よりも15%ほど高い数値だ。
更に、今年、インフィニティは中国に新工場を設立した。東風汽車と日産の合弁会社によるもので、年間250,000台の生産能力を持つ。そのうち60,000台はインフィニティの製造に割り当てられる予定だ。ちなみに、この東風の工場から最初にリリースされたモデルは、インフィニティQ50Lで、QX50 SUVのロング・ホイールベース・バージョンも生産している。