レゴからグランツーリスモ3まで 自動車ライターを「クルマ好き」にしたおもちゃ達
公開 : 2023.12.26 18:25 更新 : 2024.10.25 08:59
ケトラー・ケットカー(Kettler Kettcar)
このペダルカーの前面には「オリジナル・ケットカー(The Original Kettcar)」と書かれていた。
ペダルの位置は、わたしのひょろひょろの足で漕ぎ出すのに苦労する高さだが、すぐに回転が速くなり、足首にぶつかってしまう。
速くてステアリングは不安定で、ハンドル操作のブレーキが固いゴム製のリアタイヤを引きずっていた。
写真で見る限り、アンダーステアはよくあったようだが、急ハンドルでバックすれば、後輪がロックしてくるりと回転する。
ああ、幸せな時代だった。ジャンパーで作ったサッカーゴールとかね。
(マット・プライヤー)
手作りのステアリングホイール
わたしの両親はケチではなかった。正直だったのだ。そのように描かれたら、両親は憮然とするだろうが、3歳のわたしはただお得感を感じたんだと思う。
プレイステーションもいいけれど、時には雑誌広告から切り抜いたプジョー306のステアリングホイールを段ボールに貼り付けるだけでいいこともある。
わたしは想像上のクルマのハンドルを握りながら、家の周りを何度も長距離ドライブし、運動神経を鍛えた。
とはいえ、ボールをうまくキャッチできたことは一度もないが、ハンドルをくるくる回すのは大丈夫だ。
(イリヤ・ブラパート)