世界を変えたフォード 覚えておきたい偉大な名車 49選 後編

公開 : 2024.01.03 18:25

フォード・フォーカスRS(2015年)

第3世代の(そしておそらく最後の)フォーカスRSは、初となる四輪駆動の採用により、ターボチャージャー付き2.3Lエコブーストが生み出す350psの出力に容易に対応している。また、パフォーマンス・パッケージの「マウンチューン(Mountune)」装着時には、最高出力を380psまで引き上げられる。

電子制御によってドリフト・モードとローンチ・コントロール機能を実装しており、走り好きのドライバーの心に訴えるハッチバックとなっている。

フォード・フォーカスRS(2015年)
フォード・フォーカスRS(2015年)

フォードFシリーズ・ライトニング(2022年)

2021年のモデルイヤーに登場した第14世代Fシリーズの最大の特徴は、歴代初の完全電動モデルであるF-150ライトニングの導入だ。世界各地で電動化が進む中、重要なマイルストーンとなるに違いない。

この最新世代のおかげで、Fシリーズは46年連続で米国ベストセラー・トラックとなり、また自動車としても41年連続でベストセラーとなった。厳密に言えば、ゼネラルモーターズが生産するライバルのフルサイズ・ピックアップトラックの方が若干人気があるが、シボレー・シルバラードとGMCシエラにブランドが分かれており、どちらも個々ではフォードを上回っていない。Fシリーズのサクセスストーリーはまだまだ続きそうだ。

フォードFシリーズ・ライトニング(2022年)
フォードFシリーズ・ライトニング(2022年)

記事に関わった人々

  • AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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