デザインは「小さなCLS」 メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗(1) インテリアも華やか

公開 : 2024.01.07 19:05

華やかで高級感に不足ないインテリア

左右のタイヤの間隔、トレッドが広い分、スプリングとダンパーなどはCLAの専用設定。ハッチバックよりアンチロールバーが硬く、フロントアクスル側にはノイズとブレを防ぐ、油圧サスペンション・ブッシュが組まれる。

AクラスBクラスGLAGLBなどと同じく、CLAのインテリアは高級感に溢れる。ダッシュボードにはインフォテインメント用とメーター用の2面が繋がったモニターが載り、クロームメッキのトリムがゴージャスだ。間接照明は、色が変化する。

メルセデス・ベンツCLA 250e AMGライン・プレミアムプラス(英国仕様)
メルセデス・ベンツCLA 250e AMGライン・プレミアムプラス(英国仕様)

フェイスリフトでは、ステアリングホイールとセンターコンソールなどのデザインが改められた。とはいえ、グロスブラックとクローム・トリムの処理は変わらず、素材の質感にも変化はないようだ。

インフォテインメント・システムは、MBUXの最新世代が実装される。デジタルメーターのグラフィックも新しくなった。基本的に、同社のコンパクトモデルと技術的には共通する。

触感で感心することはないとしても、華やかで高級感には不足ない。傷の付きやすそうなプラスティック製トリムも散見されるが、頻繁に触れる部分の仕上げには気が配られている。お好みのカラーでコーディネートすれば、居心地の良い空間へ仕上がるはず。

AMGラインを指定すると、ヘッドレストが背もたれと一体になった、スポーティなシートが組まれる。ヘッドレストは独立していた方が望ましいと思うものの、特に不満は感じられなかった。

この続きは、メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

メルセデス・ベンツCLA 250eへ試乗の前後関係

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