中国スマホ大手シャオミ 初の高級セダン「SU7」公開 航続距離800km、ライバルは?

公開 : 2023.12.31 06:05

航続距離は最長800km

SU7のベースグレードでは、容量101kWh、航続距離800km以上のCATL製リチウムイオンバッテリーを搭載する。このバッテリーは、14層の保護層を持つセル・ツー・ボディ構造を採用している。

レイCEOによると、SU7は5分間の充電で最長220km分、15分間の充電で510km分の航続距離を稼ぐことができるという。

シャオミSU7
シャオミSU7    シャオミ

シャオミはまた、容量132kWhのバッテリーを開発し、中国の小型車テストサイクル(CLTC)で1000km以上の航続距離を実現した。モデナ・プラットフォームは最大150kWhのバッテリーを搭載可能で、航続距離は最長1200kmに達するとも言われている。

SU7は、北京にある同社工場で試験生産が開始されている。

シャオミは2010年にレイ・ジュン氏によって設立され、2014年には中国最大のスマートフォン販売企業となった。同社の製品は当初、オンラインショップのみで販売されていたが、やがて従来型の店舗を開設し、成長を後押ししている。2023年には、シャオミは世界のスマートフォン販売台数の約12%を占めるまでになった。また、スマートフォンに限らず家電製品の製造大手でもある。

記事に関わった人々

  • グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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