才色兼備な初代クーペ アウディA5 走りでBMW 3シリーズへ接近 UK中古車ガイド
公開 : 2024.01.08 19:05 更新 : 2024.01.12 07:48
知っておくべきこと
初代A5には、3種類のトランスミッションが設定されていた。6速マニュアルと、Sトロニックと呼ばれる7速デュアルクラッチ・オートマティックに加えて、FF車に限定してマルチトロニックと名付けられたCVTも用意された。
MTはシフトフィールが軽く、変速次第で燃費も改善できる。Sトロニックはレスポンスが良く滑らかで、A5ではベストチョイスといえるだろう。
CVTのマルチトロニックには注意が必要。チェーンドライブで、マルチプレート・クラッチと複雑な電子制御システムを備える。ステアリングホイール裏のパドルやシフトレバーで、決められたレシオ間で仮想的に変速できる。
ただし、信頼性は高くない。オーナーからは異常振動が生じたり、警告灯が点灯したり、リバースへ入らなくなる、という不具合が報告されている。
英国ではいくら払うべき?
2000ポンド(約37万円)〜7999ポンド(約147万円)
初期型で、走行距離の長いA5が英国では出てくる。価格帯の後半には、フェイスリフト後の2011年式以降のA5も含まれる。S5も発見したが、走行距離は16万km程度。
8000ポンド(約148万円)〜1万1999ポンド(約221万円)
2013年式から2015年式のA5が中心の価格帯。状態は全般的に良くなり、走行距離も12万km以下へ短くなる。
1万2000ポンド(約222万円)〜1万5999ポンド(約295万円)
2016年式までで、走行距離が8万kmを切るようなA5を英国では選べる。
1万6000ポンド(約296万円)以上
走行距離の短い、後期型のA5やS5を選ぶならこの価格帯から。オプションなども充実している例が多い。
英国で掘り出し物を発見
アウディS5 3.0TFSI Sトロニック 登録:2015年 走行距離:11万7300km 価格:1万7999ポンド(約333万円)
フェイスリフト後のS5で、状態は良さそうだ。スーパーチャージャー付きのV6エンジンは、332psと44.7kg-mを発揮。19インチ・アルミホイールにナッパレザー・インテリア、B&O社のオーディオなど、装備も整っている。
整備履歴に関しては、紹介コメントで触れられていない。確認した方が良いだろう。