ランボルギーニ ウラカン後継、V8ハイブリッド搭載で年内発表か

公開 : 2024.01.08 06:05

・ランボルギーニはウラカンの後継車を年内に発表か。
・自然吸気V10からV8のプラグインハイブリッドへ移行?
・「宇宙船」のような近未来的デザインにも期待。

新型エントリーモデル、V8 PHEV

イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニは、ウラカンの後継車となる新型スーパーカーをまもなく公開予定だ。

2024年末に発売される見込みで、トレードマークである自然吸気V10エンジンから、自社設計の新しいV8を中心とするプラグインハイブリッド・パワートレインに変更される。

ウラカン後継はV8ベースのPHEVとなる見込み。(編集部作成予想イメージCG)
ウラカン後継はV8ベースのPHEVとなる見込み。(編集部作成予想イメージCG)    AUTOCAR

新型車のエクステリアデザインは、昨年発表されたフラッグシップのV12 PHEVスーパーカー、レヴエルトと関連性があることは明らかだ。デザイン責任者ミィティア・ボルケルト氏の提唱する「宇宙船」のようなシルエットと、六角形のマフラー、Y字型のLEDライトなどが採用されるだろう。

「Monofuselage」と呼ばれるカーボンファイバー製モノコックも引き継がれる見込みだ。しかし、レヴエルトのような高価な複合素材は、新型車には採用されないと思われる。

その代わり、剛性に大きなペナルティを与えない比較的安価なアルミニウムを使用するだろう。レヴエルトではリアサブフレームにアルミニウムを使っているが、新型車ではフロントに採用する可能性がある。

ボディサイズはレヴエルトより一回り小さくなるはずだ。参考までに、レヴエルトの全長は4947mmだが、ウラカン・テクニカの4567mmよりもかなり長い。

パワートレインの詳細は不明だが、エンジンはウルスの4.0Lツインターボとは異なるセッティングとなるだろう。

電気モーターについては、レヴエルトと同様に英国企業YASAのユニットを採用する可能性がある。しかし、レヴエルトのように複数のモーターを搭載するかどうかはまだわからない。駆動方式についても不明だ。

バッテリーは、レヴエルトと同じ3.8kWhの小型軽量パックを使用すると見られる。

ランボルギーニは、レヴエルトと同じ生産ラインで新型車を生産する見込みである。このような試みは初めてのことで、主要構造や電気部品などを共有することで実現したのは間違いない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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