FUNTEC(ファンテック)
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空冷ポルシェと旧い欧州車が
集まるメンテナンス・ガレージ
ファンテックは、代表の溝部氏が独りで切り盛りしている輸入車専門のメンテナンス・ガレージだ。空冷ポルシェと旧い欧州車がメインの取り扱い車種で、後者のほうは’90年ぐらいまでに生産されたクルマを対象としている。
ナローポルシェと遭遇することが多いファクトリーは横田基地に程近い国道16号線沿いにあるが、看板が一切出ていないため、初めて行く際は要注意だ(通り過ぎてしまう可能性大)。
しかし、この、看板を出さずに営業しているというスタイルこそが、丁寧な仕事を重んじるファンテックのキャラクターをよく表しているといえ、溝部氏の実直さにシンパシーを感じた空冷ポルシェ・オーナーと旧い欧州車を愛でている自動車趣味人が同社の技術力の高さを頼っている。
溝部氏はメカニック歴がトータルで30年ほどになり、911がまだ930型だった時代のことを知っているという。自身もフルオリジナルの1968年式ポルシェ 911Sを愛用しており、2008年にファンテックを設立した。それ以前はミツワ自動車や西武自動車の正規代理店だった輸入車ディーラーや、スーパーカー/旧車の世界で有名なガレージで名車を整備していたそうだ。
取材当日は空冷ポルシェ勢とブガッティのタイプ13ブレシアが入庫していたが、今回のタイミングは一般的な整備目的で入来しているクルマが多かった。ファンテックでは、一般的な整備、修理から重整備までを引き受けているため、タイミングによっては、整備、修理、車検、そして、エンジンやトランスミッションのオーバーホールといった多様なメニューが同時進行となっている。
溝部氏は効率を追求するのではなく、自身の仕事に確実さを求めるタイプのメカニックだ。そのため、ひとつひとつの作業を独りで最後まで丁寧に行っている。心底信頼できるメカニックに愛車を診てもらいたい方は、ファンテックを頼ってみるのが得策だ。