La CORSA TECNICA(ラ・コルサ・テクニカ)
TEL:03-6659-7995 FAX:03-6659-7996
営業時間:10:00〜19:00 定休日:日曜日およびイベント開催時
http://www.lacorsa.jp E-mail:[email protected]
的確な整備とその延長線上で行なう
「調律」で楽しく乗れる時間を延ばす
ラ・コルサ・テクニカが江東区に移転した。2019年3月12日から新しいファクトリーが本格稼働している。確かな技術でユーザーに提供している作業メニュー自体はこれまでと同じで、一般整備、各種オーバーホール、ファインチューニング、オリジナル・サスペンションの製作/取り付け、ワンオフ製品の設計/製作、鈑金塗装、ボディ・コーティング、そして、レース・サポート(走行会&イベントも開催)といった内容となる。それらすべての作業メニューが、闇雲にモディファイするよりもそのクルマに応じた整備/チューニングを実践し、トータルバランスを保ったほうがいいという基本理念のもとで実践されている。
新店舗は間口が広く、ファクトリーの前にクルマを置けるため、より利用しやすくなった&より自動車屋らしくなった点がポイントだ。以前の店舗は秘密基地感を楽しめたが、新店舗(2階を倉庫として活用できる)は開放的な空間となっている。取材時は、シフトワイヤー切れを修理したポルシェ911カレラS、車検+オイル漏れの修理およびブッシュ交換(珍しい形状なので苦労してパーツを探すなど、アレコレ工夫)をしたランチア・テーマ ターボ16V LS、車検でやってきたアストンマーティンV8ヴァンテージ(消耗品の交換)およびフィアット・アバルト124ラリー(タイミングベルト、ウォーターポンプ交換とトランスミッションのオイル漏れを修理)、ブレーキをオーバーホールしたメルセデス・ベンツ280SL、エンジンをオーバーホール中のフェラーリ512BB、構造変更をしてフル公認にしたBMW M3、預かりのマセラティ・クアトロポルテ、佐藤代表のポルシェ911SCといったクルマが入庫していた。
写真を見ると現実離れしたクルマばかりが入庫し、特別な作業メニューだけが行われているように思えるが、実際にはファクトリー内で身近なクルマを見かける機会も多い。そんなユーザーフレンドリーなラ・コルサ・テクニカでは、常にトータルバランスが保たれたクルマを走らせてほしいと考えており、まず車両のコンディションをリセットすることを重要視している。佐藤代表が過去にモータースポーツに没頭していたことがあり、自身の経験から過剰なモディファイは百害あって一利なしだと気づいているため、この理念を大切にしているのだ。
そのため、チューニングをメンテナンスの延長線上として捉えており、ユーザーから理想をヒアリングし、実際にクルマを見てから作業の方向性を決めている。「チューニングの手順を間違えるとクルマのバランスを崩してしまいます。そのクルマに足らない部分を着実に埋めていくのがチューニングだと思っているので、いきなりイジってバランスを崩すよりも、少しずつでも良くしていったほうがいいわけです」。
身近なクルマだけでなく、ヴィンテージカー(戦前車を含む)や大排気量車のエンジン等も豊富な経験と確かな技術で直してくれる。気軽に相談してみるといいだろう。