RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)
C6などハイドロ・シトロエンをメインに
フランス車を長く愉しむためのメンテを提供
旧車や独特な機構を持つ輸入車などに乗っていると、自分の愛車が本来の性能を維持できているのか・・・一般ユーザーにとってはなかなか判断が付かない部分だ。ゆえに「旧いクルマだし、こんなものなのだろう」と心のどこかに不信感を抱きながらも乗り続けている方も多いだろう。埼玉県春日部市のRS-UNOはそんな疑念を晴らし、クルマが持つ本来の魅力を取り戻すための整備を、ハイドロニューマチックのシトロエンをはじめとしたフランス車に施しているスペシャルショップだ。
RS-UNO代表の星野 亮氏は、BXやエグザンティア、XMが新車だった時代からディーラーメカとして活躍してきた。そしてRS-UNOを立ち上げて四半世紀、自らの中に確として存在する“新車”の状態を基準に現在のクルマの状態を判断、本来の調子を取り戻すための整備を行っている。時にはオーナーの予算や事情とも相談しながら、クルマにとっての最善の整備メニューを提供する一方、プロとして「わからないものはやらない」という点も、ユーザーにとっての信頼感に繋がっているといえるだろう。旧い輸入車の整備・修理で胆となるパーツ供給も、パリに現地スタッフを置き、万全の態勢だ。
RS-UNOでは近年、シトロエンのフラッグシップC6のメンテナンスに注力しており、多くのC6オーナーが同社に愛車を託している。唯一無二、最後のハイドロ・ビッグサルーンを今後も長く遺すために計画的・予防的な整備と部品交換を奨めている。そのためにC6の命綱ともいえるハイドラクティブ機構の高圧ホースのオーバーホール、そしてアイシン製6速AT(シトロエン・プジョーのV6車などが採用)やヘッドライトユニットの修理といった整備メニューを提供し、オーナーの維持コスト低減にも貢献している。先代のC5を最後にハイドロ車がシトロエンのラインナップからなくなった現在、他に似るもののないハイドロニューマチックの乗り味を守っていくには、何よりもオーナーの愛情と努力、そしてRS-UNOの協力が不可欠であるといえるだろう。