車検整備で入庫のプジョー206。信号待ちなどで 時々エンストするという症状。前触れでアイドリング不安定にもなるというお話。入庫時アイドリングで少々ハンチング(回転が上下して波打つ状態)も見られました。各部基本項目を点検し、テスター診断、各センサーデータも考察し電気的、機関的には問題無し。

スロットルバタフライの状態を点検という事に…

最近の車両の多くは電子制御スロットルでアイドリングをはじめ開閉度をモーターで駆動してますのでバタフライ周囲のカーボン付着でアイドリング制御不良を起こし易い。これくらい汚れてくると不調原因の可能性ありあり・・

ということでスロットルバタフライ洗浄〜裏面も含め洗浄ピカピカに…。エンジンコンピュータを初期化し完了〜ハンチングは完治。ロードテストを繰り返しエンストも無し。あとはお客様にお引渡しの上、経過観察と言ったところですね。

ここでポイント。これ見て「じゃぁ、自分でやってみようかなぁ」と思った方はご注意を。電子制御スロットルの洗浄は非常にデリケート。洗浄剤がバタフライシャフトを通じ電子制御基板に侵入して侵食しダメにしてしまうケースが多発してるらしんです。もう昔の方式の様に簡単ではないのが現実の様ですね。

もちろん当方ではその辺プロの勘所と電気非導通の特別な洗浄剤を使い作業させて頂いております。