オートマの警告灯を1年無視し続けたら・・・
RS UNOの星野です。
こちらのエグザンティアはミッションの警告灯が点滅していたのを1年ほどそのままにしていたということです。イタフラ系のクルマに乗っていると、どうも警告灯がウソ付いているような気がして、しかもこれといった症状がなかったりすると、だんだんと無視するようになりがちです。
そうしたところ、ある日前進しなくなってしまったんですね。なんとリバースしかできない! クルマをお預かりしてテスターで診断してみると、AL4のトラブルの定番ともいえるバルブボディの裏側に付いているアクチュエーターがダメになっていました。カプラーが白いので対策前の部品ですね。ここは現在は黒いカプラーの対策品が供給されています。この部品を交換して、その後にECUをリセッティングすれば終了。テスト走行をして問題がなければ納車となります。
こういったトラブルはATFを交換していないクルマに多いですね。いくらメーカーが「無交換」などと謳っていてもクルマのことを考えると無交換で良いはずがないんですよね。実際、長く交換していないクルマのATFを抜いてみるとスラッジ混じりの真っ黒なフルードが出てきます。クラッチが滑っている場合は焦げ臭い匂いがしています。ですのでエンジンオイルほどではないにしろATFのこともたまには気にしてあげてください。それと、警告灯も。
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)