先日、別件での作業ご依頼中に気づいたちょっと困った症状?　についてご紹介です。

今回の例は、実は結構な確立で確認出来ている内容ですので、当てはまるかな?　という方は要チェックですよ!

作業の完了後に、恒例の 「BOSCH SDL(サービス・ダイアグノーシス・ライン)テスト」を施工したところ、え!?　な結果が・・・ほぼ新車なのに、何ですかこのサイドスリップ値は!!「-13.4mm」って・・・明らかに異常です。

と、いうわけで半日のお預かりの所、期間を延長させていただき、当社のイチオシ4輪トータルアライメントの追加ご依頼をいただきました。もちろん、この状態では直進安定性はサイアクです。ビシッと決めておきます!

作業を開始すると、更なる異変を発見!
ヘッドライトの光軸を自動調整する機能が備わった車輌です。が、リンクロッドの角度が変!?　左がおかしな取り付け方になった画像です。右が正常に戻した画像です。テスターで診断してみても、数値も明らかにおかしく、キャリブレーションも完了していませんでした。さぞかし夜道が暗かったことでしょう!

センサ・リンクロッドが異常な取り付け方の場合、ヘッドライトは下の方を照らすことになります。正常に戻し、キャリブレーションを実行すると正しい位置を照らすようになりました。HIDとプロジェクタライトの組み合わせですから、キッチリと調整すると、バツグンな視界を確保できます。

さらに4輪アライメントを調整すると、フロントのトーとスラストアングルが大幅に変化!　サイドスリップの値も正常になりました!!

当車輌は、ローダウンスプリングで車高を下げている仕様でした。仕上げの作業を当社で施工させていただいた、というわけですね

4輪アライメントは、形のしては無形の商品ですが、乗れば体感出来る!　そんな商品だと思います。新車だから、調整は不要!　と思われている方、施工する価値は十分にあります!

●4輪トータルアライメント:¥18,900(税込)
「当社のアライメント作業には以下の内容が含まれます」
・BOSCH SDLテストの施工
・タイヤのエアーを窒素ガスに入れ替え、車輌に合った当社おすすめの圧力調整施工
・ヘッドライト光軸調整の施工
・作業前・後の試運転によるロードインプレッションを基に調整を行います。