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あなたの106、リア足がスムーズに動いてますか?

プジョー106S16、現役バリバリで走るホットハッチですね。今回のご紹介内容は、106なら誰もが該当する事例ですのでオーナーの方は要チェックですよ!!

通称「ネコアシ」と呼ばれるこの頃のプジョー車特有のサスペンション形状です。この構造物の一部に、スイングアームと呼ぶ箇所があります。スイングアームにはブレーキ・ハブ・ダンパー・トーションバー・スタビライザー・と主要部品の全てが装着される「要」な部分です。スイングアームは、リヤクロスメンバー(リヤフレーム)にベアリングを介して装着されています。足回りの上下の動きを滑らかにする 重要なベアリングです。106までのスイングアームは、クロスメンバーシャフトとベアリング間の較差が広めに作られており、水の浸入や、グリス切れを起こしやすいのが難点です。その結果、ベアリングが磨耗し、ガタつきが発生します。少ないガタつきの段階で、早期発見・早期治療をするのが大きな出費を抑えるポイントです!

106の場合は、画像の様にスイングアーム内部にニードルローラベアリングが組み込まれています。早期発見の場合は、アーム内部のベアリングを交換すれば治療は完了です。画像は、新しいベアリングに組み替えたものです。

これがクロスメンバ側、スイングアームの組みつけられる場所です。水が浸入し、グリス切れの状態が続くと… この部分が錆びの温床になります! 過去に何台ものクロスメンバー交換も行ってきました。そうなんです。ここが朽ちるとシャフト交換が不可能な為クロスメンバー本体の交換が必要になるのです。部品代金で ¥90.000-ほど!

余分なお金を使って頂きたくはありません。ですから、早期発見・早期治療をおすすめします! 通常はこのベアリングKITを交換すれば作業は完了です。ちなみに、左図の部品で両足分です。常時在庫品ですよ。いつでも交換OKです! リヤスイングアームのメンテナンスは、同時にリヤの車高調整を行うベストタイミングでもあります! トーションバー式のリヤサスペンションは、ミリ単位での車高補正が可能な構造です。よって、ローダウン用の部品設定はありません! 10年以上前によく聞いた言葉ですが「ひとコマずらし」というフレーズがありました。これは、プジョーのリヤサスペンション構造を理解出来ずに、車高を下げる苦肉の策です。ちなみに、この手法で車高を下げると、リヤタイヤがフェンダーに被る程、落ちます……。フロントに合わせてリヤの車高を補正したい方、足回りのリフレッシュと合わせて、消耗品もきっちりと交換したい方、まずはご相談下さい!!

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