ジョイスティックカーはNASAのテクノロジー?
アルボルアルデアの井上です。
ぱっと見は妙に低いサイドステップの付いたグランドボイジャーといった感じのこのクルマ。サイドに回り込んでわかるのは明らかに低くフラットになっているフロア。そしてあれっ? セカンドシートがない! 中に乗り込むとゲームマシンみたいなジョイスティックが!
実はこのクルマ、車いすに乗った状態ですべての操作がこのジョイスティック一本でできるようになっている特殊車両なんです。もともとアメリカで製作されたクルマで、このジョイスティックにはNASAの技術が使われているらしいのですが、以前故障した際に誰も修理できなくてウチに駆け込んできた、というのがお付き合いの始まりでした。社長もコレの修理には苦労していたみたいですが、「ラジコンやっていたときの技術が役立ったよ!」とか言いながら直していましたね。ちなみにジョイスティックでの運転、通常のハンドルとアクセルとブレーキの操作とは大きくかけ離れているので、慣れないとまともに走らせるのも難しいです。
今回は車体右側の乗降用スロープのワイヤーが切れて動かないということでお預かりです。まぁ、ここにはNASAテクノロジーは使われていないでしょうから、直すのはカンタンかな?