スペシャルショップ

クルマのトラブル防止は、電気をしっかり流すところから!

レッドポイントの赤座です。

いよいよ、猛暑続きの夏がやってきました。例年の傾向として、35度を越す猛暑が続くと、クルマの電装品がご臨終するケースが多発しています。

どんなところが?というと・・・
●パワーウィンドのモーター付近(窓の上下が不可能になります)
●燃料ポンプ(ガソリンを供給しなくなります)
●電動ファン(オーバーヒートします)
●オルタネータ(発電しなくなります)
●機械的冷却系等(電気ではありませんが水漏れやサーモスタットなどによるオーバーヒート)
●バッテリー(温度上昇に伴うエアコン作動率過多により突然死します)

出先や、長距離走行中にこんな事起きたらめんどくさいですよね。電気系統部品のトラブルは、不安定な電圧供給状態によっても発生するリスクは高くなります。上記に挙げた電気系統トラブルの中で、バッテリーとオルタネータに関しては間違いなく事前の電気系統整備により長寿命化する事は可能なのです。

そこでどういった整備を行うのかというと、当社のスタンダード整備である、「充電回路整備ステージ1」(http://blog.livedoor.jp/redpointparts/archives/50692825.html)がオススメなのですが、今回はそのLight(簡易)バージョンともいうべき内容となります。


純正のバッテリーターミナルはコストダウンのため、粗悪品といってもいいほどの代物です。特に内側から見るとわかりやすいのですが、バッテリーポストに対しての接触面積が少なすぎる! これでは電気の流れの妨げになって当然です。ですから、信頼性の高い国産品のターミナルに変更します。このターミナルは輸入車のバッテリーポストの規格形状に合わせ内面を鏡面仕上げしてあるので、バッテリーポストをしっかりと包み込み、締め付けることのできる逸品です。ここはクルマの電気にとってのスタート地点であり、ゴールでもありますので、あなどるわけにはいきません!

さらにマイナス側は適切な箇所へアースケーブルを引き直し、プラス側はオルタネータ(発電機)からの電圧をダイレクトにバッテリーへ供給できるように接続してあげるのです。

と、ここで一つ問題があって、プラス側は数本のケーブルを集約していたり、フューズが入っていたりとするので、自慢のバッテリーターミナルがすんなりと付いてくれません。ですのでここはちょっとした工夫と加工が必要となります。これは特に最近のクルマでは多く見られるケースですが、当社ではこのようにキレイに施工が可能となっております。



ここまでの作業で電気の流れの基本を正すことができました。結果はレポートを見れば一目瞭然ですね。レッドポイントでは目では見れない電気の流れを目で見て判る結果をご提示しています。毛細血管の様に張り巡らされた配線にきっちりと電圧供給をする事が可能になりました。これにより、電気の流れに無理がなくなるため、バッテリーやオルタネータが長持ちします。ヘッドライトやファン、オーディオに点火系などの仕事量も違ってきます。そして電子制御オートマチックやセレスピード・デュアロジックなどの制御電圧が安定する事によりトラブルの未然防止につながるんですね。

と、長くなってしまいましたが、何はともあれ、これがステージ1ベーシックメンテナンスをオススメする理由なのです。

新着ニュース

ニュース一覧