エアコンの作動効率を高めるためにできることとは・・・
レッドポイントの赤座です。
8月に入り夏真っ盛りですね。この時期はクルマもエアコンフル稼働で走行している方がほとんでではないでしょうか。しかし、そんな働き者のエアコンシステムが、もし突然仕事をしなくなったらどうでしょう? 考えただけで汗が噴き出ますね・・・今日は、そうならない為に出来る事、そんな作業をご紹介したいと思います。
エアコンを作動させているのに、効きがイマイチ・まったく冷風が出ない、といった様なご相談が多いです。
その様な症状の場合、何かしらの問題を抱えているのは間違いありません。原因はそれぞれに解決する必要がありますが、エアコンシステムのメンテナンスという内容で考えた場合、以下のような内容をお薦めしています。
エアコンの配管の途中に設けられたサービスポートの中には、タイヤ・エアバルブコアの様な小さなバルブが入っています。実はここからのガス漏れが非常に多いのです。プラスチックのキャップを外した際に、“ポンッ”という音が出る事があります。これはこのコア部からの漏れですね。エアコンガスを交換する等といった作業の際には必ず交換したい部品です。
そして真空引き。
真空引きとは、エアコンシステム内部をポンプにより真空状態にする事です。適正量のガスをチャージする前には必ず必要な作業です。この後、ポンプの作動を停止させ、真空状態を維持するかチェックします。
漏れが確認されなければエアコンガスを充填します。大抵の場合、エンジンルーム内のラベル表記にガス量が記されていますので、そのデータを基に、適正量のガスをチャージし、冷え具合の点検を行ないます。
仕上げにはコレ「SessAコンプレッサ・オイル」です。
エアコンシステムの添加剤も良いのですが、ベースオイルのレベル低下と劣化、これがシステムにとっては大敵です。エンジンオイルを入れていないのに、エンジンを始動し続けると・・・焼きつきますよね。エアコンも同じです。実際、新品のコンプレッサにオイルが入っていない事もある位ですので、要注意です!
このところ多いのは、ルノー系のエアコントラブルです。原因はコンプレッサオイルの不足や、劣化です。エンジンオイルと違ってコンプレッサオイルには良し悪しといった選択の余地がなく、『コレは良い!』という物がありません。なので専用オイルを用意する事に至りました。コンプレッサが不良で、焼き付く寸前の車輌もこのオイルにより一命を取り留めた実例もございます。素晴らしいコンプレッサオイルですよ。
ご家族でのお出かけの際に、思いがけないエアコントラブルに見舞われる前にエアコンメンテナンスをおこなうようにしてくださいね。