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ポルシェ 968CS 懸案の水温は?

メッツスピードの鞍貫です。

先日足回りのセットアップ変更で御入庫頂いていたポルシェ 968CSですが、もう1つの懸案で水温の上昇と言う事でした。

これは現オーナー様の前のオーナー様からの持ち越し懸案だったようで、今年の夏はかなり水温が上昇したとのお話でした。

前オーナー様はポルシェディーラー(当時ミツワ)で、様々な対策や修理、交換をなさったようですが一向に良くならない状況のようです。

当社でも、タイベル交換時にウォーターポンプとサーモスタット交換済みです。

交換出来る冷却装置部品はことごとく交換してあるので、これは定番のヘッドガスケットかなと。

ヒントはお客様のお話で、高速道路を走行時に水温が上がる・・との事、・・・・・間違いないなと。

通常高速道路走行時は走行風でラジエターが冷却され、水温が安定するはずなのですが・・・・。

ポンプからの水流がシリンダー経由後、シリンダー後方(4番シリンダー)からヘッドに回り帰ってくるのが正式な順路です。

ヘッドガスケットがボロボロになってしまうと、水流の順路がバイパスしてしまい、シリンダー後方やヘッド後方が冷却されず熱溜まりになってしまいます。

エンジンに負担がかなり掛かってしまいますよね。

現在作業中ですが、上記理由から今回はヘッドのプチオーバーホールコースも致します。

内容はバルブシート研磨、摺り合わせ、燃焼室&ピストントップカーボン除去、バルブステムシール交換で行きます。

どうせヘッドをエンジンから降ろすので、オプション的な設定で一緒に施工してしまえば、小さな負担で大きな効果が得られます!

今後ヘッドガスケット交換をお考えの方、是非御検討下さいね!

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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