オイル漏れもいろいろあります
佐藤自動車工業所の佐藤です。
オイル交換で356が入庫しました。53年はクランクケースにVWの刻印が残りますが内部のクランク、コンロッド、カムなどはポルシェ社が生産しているので、ちゃんとしたポルシェエンジンです。
オイルを抜こうとするとパッキンが入っていると工場から報告されました。
オイル抜きのドレンボルトにはパッキンを入れてはいけません。 斜めのねじ山で作られていて、ある程度に閉めこんだとき、はじめてねじ山同士が噛みあいます。そのため、正しい取り付けをするとドレンボルトが「浮いて締まっていない」ように見えますが、それで正解です。
普通のドレンボルトですとワッシャをいれて、ワッシャ面積でオイル漏れをふせぐのですが、そのつもりでワッシャを入れると斜めのねじ山が当たる以前に中途半端な噛みあいでロックさせてしまい、
・ワッシャがあるのに漏れる
・ワッシャのせいで、斜めのねじ山がすべる
・いつまでも締まらないのでガンガン強く締める!!
・結果として「クランクケースが割れる」 !! 高額な出費になります。
佐藤自動車工業所
東京都江戸川区中央3-16-5
TEL:03-3651-1841 FAX:03-3652-5057
営業時間:9:00〜18:30 定休日:第2土曜日・祝祭日(休日に営業する場合もあり)
http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]
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