キャリパーO/Hでブレーキの片効きを解消
セカンドモータースの田村です。
ボルボに限らず古くなってきた車両では、ブレーキピストンの動きが悪く、パッドが写真のように片べりする事があります。基本的には均等にパッドが減らないと制動力の不足や片効きを起こしてよくありません。今回はボルボ940のリヤのブレーキですが、明らかにパッドの減り方が違うのがわかりますね。実はこの車両、過去にもその傾向があったので、様子を見ていたのですが、今回はオーバーホールとなりました。
キャリパーはバラして見るとピストンが虫食い状態でピストンも交換しなくてはいけない・・・なんて事も多々ありますが、今回のピストンは大丈夫でした。ピストンもキャリパーも問題なく、O/Hによりスムーズに動くようになりました。
ダストブーツが切れた状態で永く放置するとそこからゴミや水が入り、キャリパーピストンを傷めることがありますので、パッドの交換時などはダストブーツの損傷などにも注意を払うことをお薦めいたします。